弘前大学

「被ばく医療プロフェッショナル育成計画」平成26年度修了式を挙行

2015.03.11

 本学では3月6日(金)、平成26年度文部科学省「社会システム改革と研究開発の一体的推進」事業 地域再生人材創出拠点の形成プログラム「被ばく医療プロフェッショナル育成計画」の修了式を弘前市のホテルニューキャッスルで挙行しました。

 平成22年度に文部科学省の事業に採択されスタートした同育成計画では、原子力施設などが立地する青森県の被ばく医療を担う人材育成に取り組んできており、これまでの修了生は第4期生までで計31名となりました。

 平成24年4月入講の第3期生12名は3年過程、平成25年4月入講の第4期生7名は2年過程の中でそれぞれ科学・医科学コースに分かれ、被ばく放射線化学や放射線計測演習などの科目を履修後、アメリカ・韓国の被ばく医療専門機関での研修を受講し、実践的な演習に参加しました。

 修了式では佐藤敬学長より、「学んだことが今後の仕事の一助となり、県民の安全安心の確保に貢献すること、地域の発展への大きな力になることを願う」と式辞が述べられ、また、三村青森県知事(奈須下青森県健康福祉部医療薬務課課長代理代読)の挨拶、(独)放射線医学総合研究所明石理事から祝辞が行われました。修了生からは、第3期生の青森地域広域消防事務組合中央消防署油川分署勤務 沼山章さんが「この計画で培った人のつながりを大切に、本県の被ばく医療発展に貢献できるようにしたい」と、第4期生の青森県立中央病院看護部勤務 阿部あゆみさんは「被ばく医療に関わる関係者と顔の見えるネットワークづくりを図りながら、本県の被ばく医療発展に貢献できるようにしたい」とそれぞれの決意を語りました。

 修了式後は、授業担当者・事業関係者を交え、和気藹々とした雰囲気の中で、情報交換会が行われました。

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