弘前大学

弘前大学北日本新エネルギー研究所 平成29年度 第2回 新エネルギーフォーラム開催

2018.03.09

弘前大学北日本新エネルギー研究所では,新エネルギーの利用による低炭素社会の構築,地域における新産業創造及び雇用の場の創出を図ること目的に,新エネギーフォーラムを開催しています。今年度第2回目のフォーラムは,『北日本新エネルギー研究所の設立後7年間と今後の飛躍』をテーマに,平成30年3月6日(火)弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールにおいて開催しました。
フォーラムでは,村岡洋文北日本新エネルギー研究所の挨拶に続き,第一部の基調講演では,再生可能エネルギー協議会理事長・東京農工大学名誉教授の黒川浩助氏から「再生可能エネルギーアンサンブルを奏でよう!」と題して,複数の地域再生エネルギー源をうまく組み合わせ地域に根ざした幅広いバリューチェーンの形成・拡大・展開の必要性についてアンサンブルに例えての講演が行われました。また,国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所(FREA)上席イノベーションコーディネータの近藤道雄氏から「地方創生としての再生可能エネルギー研究」と題して,再生可能エネルギーの世界・日本・東北における現状とFREAの地方創生に向けた取り組みと再生可能エネルギー分野の将来性について講演が行われました。
第二部では,研究所設置から7年間と取り組みと今後の展開について,「エネルギー材料工学」,「エネルギー変換工学」,「地球熱利用総合工学」,「海洋エネルギー工学」,「海洋エネルギー利活用」の5研究部門の教授からそれぞれ講演が行われました。
学内外から参加した60名の産官学金の関係者は,地域の特性である豊富なエネルギー資源の現状について理解を深めるとともに,新エネルギーの利活用に関する研究報告に耳を傾けていました。