弘前大学

文部科学省科学技術戦略推進費 地域再生人材創出拠点の形成 「被ばく医療プロフェッショナル育成計画」平成24年度修了式を開催

2013.03.07

本学では、3月7日(木)、平成24年度文部科学省科学技術戦略推進費 地域再生人材創出拠点の形成プログラム「被ばく医療プロフェッショナル育成計画」の修了式を弘前市内のホテルで開催しました。
同事業は、原子力関連施設が数多く存在する地域を背景とした青森県の地域再生計画に基づいて、弘前大学と青森県及び原子力事業者が連携し、被ばく医療の基礎から救命救急医療にも及ぶ幅広い専門領域の諸問題を理解できる能力を習得させる専門性の高い教育研究カリキュラムの構築及び被ばく医療のプロフェッショナルを育成することを目的としており、育成期間は3年間。
今回、初めての修了生となる1期生は、科学コース3名(診療放射線技師2名、大学教員1名)、医科学コース6名(看護師3名、救急救命士2名、薬剤師1名)の計9名で、被ばく医療の基礎から救命救急医療に及ぶ幅広い専門領域を学び、海外研修も経験しました。
修了式では、佐藤学長が一人ひとりに修了証を授与し「学んだことが、仕事の一助となるとともに、県民の安心安全に貢献してくれることを願っている。」と激励。三村青森県知事(山中医師確保対策監代読)の挨拶に続き、放射線医学総合研究所の明石理事が祝辞を述べました。受講生を代表し、東青地域県民局地域健康福祉部保健総室勤務 佐々木 久美子さんから「被ばく医療の専門性を高める貴重な時間になりました。自己研さんを積み、本県の被ばく医療対策の向上に貢献したい。」との決意が述べられました。
修了式終了後、修了生・受講生・授業担当者・事業関係者を交えた情報交換会が開催され、活発な意見・情報交換が行われました。
今後は、修了生の知識を生かす被ばく医療のネットワークを構築し、情報共有を継続的に行うことを予定しています。
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