コラム一覧

あるあるの種

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 ストレスと健康に取り組む教養の授業で「一ヶ月チャレンジカード」というのをやっています。ふだんはなかなか後回しになってしまうけど、ほんとはやりたいと思っていることや、なりたい自分になるための取り組みです。

 小さなaction、はじめの一歩。

 とりわけ完璧に誠実にしようとするほど意外に難しい はじめの一歩です。大人になると子どもの頃のように、無邪気に始めることがだんだんと難しくなってきますね。

 考えてみれば南の国へ行きたいのに、北の方角を向く人はいません。
 まずはこうなりたい、こうなれたらいいなと思っている方向に、身体を向けることでしょうか。

 その行動に「小さい」、「大きい」はないのだろうと思います。南の国に出かけるのに玄関先で靴を履くのをバカにする人はいないでしょうから。

 「できないこと」でなく「できる」ことをみつける。
 
 「ない」ことでなく「ある」ことをみつける‥「あるあるの種」探し。

 そうやっていくうちに、種から芽が出て若葉が育ち、大きく育っていきます。小さな理想に意識を向けることは、葉っぱにとっての光合成のように、あるあるの種の栄養分ですね。

 それがあるあるの種の力。見つけ方。

 なんとなく毎日が退屈で、擦り切れるばかりだと感じているとしたら、休眠状態の「あるあるの種」探しの旅へでかけてみませんか?(高橋)

2018年06月16日

いっしょに転んでくれる人

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暑くなってきました。
まもなく梅雨入りです。

さて何が正しくて、何が正しくないか?
それは文化が違えば変わるものですし、
文脈が変われば、背景が変われば、
社会的立場や、時代によってもかわってくるものですね。

だけどいつだって自分は正しいと思いたい。生きる確かさがほしいものです。

傷つきたくなくて、
まちがいを犯したくなくて、
ひとりぼっちになりたくなくて

人からどう思われるか
怖くて
ひきこもって
どうしていいか分からなくて
迷子になって

でも、何が真実で、何がほんとうかなんて
いまの自分にはわからないことだらけなのです。

小さい子にとって、膝小僧を擦り剥くことが
世界を冒険する勲章の証だったたように

正しいことを 教えてくれる人より
どんどんと移り変わる 効率的な情報よりも
いっしょに転んでくれる人にそばにいてほしい

あなたの傍らにも、
そんな誰かの存在がありますように。 (高橋)

2018年06月07日

たくさんのありがとうを

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「元気でやっています」
10年ちかく前に大学を去ったひとからのメッセージ。
その懐かしい面影を思い出しながら、
彼女と歩んだ長いような短いような道のりを思い返していました。

新たなる旅立ち。はじまりを祝う最後の瞬間。
三月、街に卒業ソングが似合う出逢いと別れの春です。

「間」に身を置くこと
学部と大学院、学生と社会人、
今日と明日、昨日までの自分とこれからの自分、
理想と現実の間‥
季節変わりは なんだかいつもとちがう落ち着かない気分です。

一抹の寂しさとともに、やり残したという思いは未完の課題。
未来に向けてこれからもずっと、答えを探し続けるでしょう。

身長が伸びている間はそれを自覚できないように
成長したかどうか確信は持てないけれど、
学生生活をともに過ごした人たちとの思い出のなかで
いつか未来の自分がきっとカタチにしてくれるでしょう。
それを信じて、これからも日々を刻んでいきましょう。

卒業した人、退学を決め新たな道を踏み出して行った人、いまは手が届かないところにいるきみへ。

いま、ここで出逢えたひとに、たくさんのありがとうを。
そしてまたいつか「元気でやっています」と
いつもの調子で懐かしい声を聴かせてもらえればうれしいと思っています。(高橋)

2018年03月23日

春の兆し

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北国にも太陽が燦めき、春の訪れです。
この冬はインフルエンザが流行りました。体調を崩されてストレスを受けたという方も大勢いらしたでしょう。周りが華やぎ出す季節だけに、自分だけ取り残されたような気持ちになるのもつらいものです。

ストレスというは元来、暑い寒いなどの気候の変化、排気ガスや騒音などの環境因子、ウィルスや細菌などへの感染などさまざまな要因があげられます。しかし現代では主に精神的なものがストレスの代名詞のようになっています。

 春の兆し。季節の変わり目は、心身に負担がかかりやすいストレスフルな時期でもあります。甘く見ていると今までの疲労の蓄積が思いがけない不調や怪我、心に影響を及ぼすこともあります。
 とりわけこの冬、疲労が蓄積されているという方は、睡眠、生活リズムに留意されて、どうぞ春に向けた心と体のメインテナンスを。すっきりとした体で新春を迎えられますようにお祈りします。 (高橋)

2018年02月28日

新しい年

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新しい年があけました。年末年始の帰省、卒業研究の追い込み、ちょっと割のいいアルバイトなど、それぞれの時を過ごされたかと思います。今年度も、残り3ヶ月のカウントダウンとなりました。

 暦上では小寒を迎え、一年でも寒さが本格化してくる季節です。先日、弘前公園を散策したところ指先まで氷るような外気の冷たさ。その中でも、桜の樹木はしっかりと蕾を膨らませていました。この蕾たちが来春、新緑の季節とともに美しい満開の花を咲かせます。

 桜が開花するためには、冬の寒さを越える必要があるそうです。全国でも有数の桜の名所である弘前城。その背景には、青森のこの厳しい自然がありました。

新しい年が皆々さまにとってどうぞ良い年となりますように。
本年も、保健管理センターをどうぞよろしくお願いいたします。 (高橋)

2018年01月05日

年の瀬

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2017年が終わります。今年も残すところ10日ほどとなり、来年のカレンダーが気になる頃です。と言いつつ日々の仕事や課題、授業や卒業研究も、相変わらずで慌ただしく過ぎていきますね。今年は積雪が早く、あっという間の雪景色となりました。足もとが悪く、通学や通勤がたいへんになってきました。

市街を彩るイルミネーションや外灯が、津々と冷える北国の冬の空気に華やぎを与えてくれます。冬至に向け日没がどんどんと短くなっていくこの頃、ある種、独特な雰囲気があります。この一年を振り返り、来る年に思いを馳せる、そんな時期ではないでしょうか。クリスマスシーズンが過ぎれば一気にお正月モードに。なんとなく慌ただしい年の瀬です。

さて、今年もいろいろありました。記憶に残る出来事にはどのようなものがあったでしょう。

たとえ今、大変な状況にある方でも、物語りが紡ぎ出す糸のクライマックスが見えてくる時が来るでしょう。そんな祈りを込めながら、ひとつひとつの出会いに感謝しつつ新たなる年へと向かいます。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。(高橋)

2017年12月18日

息つぎ

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紅葉が色づき、秋の深まりを感じます。
このところめっきり寒くなり、朝は布団から出るのが辛くなってきました。
後期が始まり一か月、いかがお過ごしでしょうか。

「緊張したり疲れてしまった時はどうしたらいいですか?」 しばしば訊かれる言葉です。睡眠や運動など、普段から体を休ませておくことは大事ですが、それもままならないと何もかもが嫌になってしまうこともありますね。

そんな時、気持ちの切り替えとして役に立つのが “息つぎ” です。

たとえば 一週間がつらいと思っても 今日だけ、1時間だけ、10分だけ
今だけ と思ってみる。

息つぎとは、「短くつないでいく」ということ。

気温の変化や対人関係、寝不足、体調不良‥など、自分でも気づかないところで、心は影響を受けています。

どうしようもなくなってしまったら、「短く」つないでいきましょう。

それでも心が疲れてしまったら、
体の力を抜くリラクゼーションの方法などもあります。
どうぞお気軽に声をおかけください。   (高橋)

 

2017年11月01日

ブルーマンディ

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 10月に入ります。後期の開始ですね。生活習慣も変わり、気持ちが乗らない、ペースがつかめないという方は、ぜひこの一週間、まずは朝、お日さまの光を浴びて、軽く体を動かしてみてください。

気持ちは、身体と深い関わりをもっています。

大事なのは睡眠や食事、運動などの生活習慣。リズムは、体の動きで刻んでいきましょうね。

今日から少しずつ。Baby stepで、できる小さなことから始めましょう。

また皆さんとお会いできるのを、楽しみにしています。 (高橋)

2017年09月29日

もしもピアノが弾けたなら

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素敵な暑中見舞をいただきました。水彩画で描かれた涼やかな絵手紙。さっそくお返事をと思いましたが、絵がまったくだめな私です。

この感謝の気持ちを一体どうしたら伝えられるでしょう?

いくら言葉巧みでも、それがむしろ相手を意のままに説得することや、議論の勝ち負けになってしまったら本末転倒です。

さりげなく、相手に響く思いが伝えられたなら‥それはどんなにうれしいことでしょう。
それには、「沈黙」も含まれるかもしれません。

むかし流行した西田敏行さんの歌に「もしもピアノが弾けたなら」がありました。
音楽や絵やイラストで気持ちを表される人もいる。

それぞれのやり方、それぞれの形。
そのことに上手い、下手は関係ありません。

ただ 伝えたいものがある。

それがなければ誰にも何も伝わらないことだけは確かです。

                       (高橋)

2017年08月02日

暑中お見舞い申しあげます。

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 期末試験のただ中、また就活や公務員、入試の真っ最中という方もいるでしょう。夏は夏らしく、冬は冬らしくがいいと言われることもありますが、この夏の猛暑はさすがに堪えます。

突然ですが、「点をとると大きくなる動物は何でしょうか?」笑

クイズのヒントは秋田大館の夏まつり。(秋田出身の方はお気づきでしょうか‥)

まもなく七月も終わりますが、七夕では夏の天の川を眺めた人もいるでしょう。日中は太陽の光で見えない星々も、実は私たちの頭上で輝いています‥ただそれに気づいてないだけ。

朝晩はだいぶ涼やかになってきました。時々は遠い夜空に想いを馳せて、夏の天空を見上げてみるのもいいかもしれませんね。もうしばらく暑さは続きますが、お体をどうぞお大事に。。。(ワン)

                                                 (高橋)

2017年07月28日

スランプ

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 なにかを始めようとするとき、気が重くなることがよくあります。それで見当違いのことをしてしまうことも。たとえばレポートを書かなくちゃいけないのにネットサーフィンをしてみたり、疲れてるから早く寝た方がいいのにテレビを見てしまったり、食べ過ぎたり、寝転んだり、スマホをいじったり‥。

 イヤな気持ちを軽くしようとする時、ついついやってしまう「止めたくても止められないこと」。アタマとココロの切り替えはこんなふうに難しいですね。

「分かってることと、できること」は少し違う。

 でも「違う」ということに気づくことが、実は変容の第一歩です。

 なぜなら多くの悩みが、「頭でわかっていることはできるはず」という思い込みから生じているからです。

 その意味では、「ほんとは分かってない」のかもしれません。

 その問いを解いて自分を知ることもカウンセリングです。 (高橋)

2017年06月12日

季節の変わり目です。

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 6月に入りました。先月末の猛暑、ふたたびの寒さ、薄着に厚着に暖房に‥目まぐるしい気温の変化は体にも負担をかけます。自律神経にも大きな影響を及ぼしますね。季節の変わり目に体が慣れず、気温の乱高下にびっくりしているようです。かく言う私も先月末の暑さでしばらく体調を崩しました‥(面目ありません)。

 

   ついこの間、年が明けたと思ったら、もう一年の半分が過ぎようとしています。
   道端で紫色のラベンダーが花をつけているのを見かけました。各地で梅雨入り、紫陽花の季節ですね。

   季節の変わり目です。どうぞくれぐれもお体をお大事にお過ごし下さい。 (高橋)

2017年06月05日

習慣の力

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 先日はリズムの話しをしました。私達の脳は習慣がダイスキです。儀式のような決まった行動は、たとえば朝起きて顔を洗って‥のように無意識に行われます。
体温だって体は一定に保とうとしてくれるのです。慣れないことは、体だってキライなんです。

と言っても、四月からの新生活。新しいことにチャレンジした方もいらっしゃるでしょう。今まさに苦手な勉強と取り組まなきゃいけない方、卒業研究や就職活動ができなくて苦しんでいる方がいるかもしれません。

自分を超えたい人も同じですね。嫌いな自分を何とかしたい、とか。

「意志が弱い」とか「強い」とかいいますが、「意志の力」というのは、都合の良い条件が揃わないとなかなかうまいように働いてはくれません。少なくとも「やりたくもない」ことや「苦手なこと」はなかなか難しい。あなたにもそんな経験はないでしょうか。

そこで「意志が弱い」と嘆いている方へ。
意志の力より、習慣の力 を利用してみませんか? あのコツコツ繰り返す、習慣のリズムです。

ウサギとカメの話はよくご存知だと思います。
誰しも足が速いウサギに憧れますが、最後に勝ったのは足がのろいカメの方でした。(高橋)

2017年05月16日

リズム ♪

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 新緑の季節。

 ゴールデンウィーク明け、4月から緊張が続いた人もしばらくのお休みになったと思います。なかには羽を広げ過ぎてうまく畳めないという人も?

 季節の変わり目や環境の変化は、身体的・精神的ストレスの多い時期でもあります。自律神経の不調も起こりがち。新たな気持ちでがんばるぞと思っても、「なんだか調子がおかしいぞ」と感じることも。

 心と体は、繰り返される正しいリズムで、徐々に新しい環境に適応していきます。睡眠・起床の時間を一定にする、朝起きたら日の光を浴びる、歩くなど日常の生活リズムを大事にしながら、「疲れたら休む」、いつもよりゆっくり睡眠をとるなど、心と体のために「がんばること」 と「緩めること」のバランスも大切に!

 また時期的には就活や公務員試験、卒論など、卒業生の皆さんはいよいよ現実的な問題も本格化する頃。焦りや緊張など知らず知らずストレスをため込みがちですね。準備や本番で力を発揮できるよう、保健管理センターも応援しています。なにか不調を感じたり、煮詰まってしまった時はどうぞお声かけください。

                                                (高橋)

2017年05月09日

さくら

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 弘前城の桜が満開になりました。

 澄み渡った青空のもと、うすいピンクの花々がいまを盛りと咲き誇っています。国内外から訪れる人々を魅了する弘前公園の桜は、木を守る人々の手はもちろん、長い冬の厳しさを越えてきた桜の木の思いがこもっています。

春・夏・秋・冬‥と季節は巡り、弘前公園を散策すると四季折々の桜の木と出逢えます。ある年の豪雪で、雪の重みで倒木した枝垂れ桜がありました。銘木と謳われた枝垂れが見る影もなく、しかしいま数年の歳月をかけふたたび一輪ずつ花をみせてくれるようになりました

花の季節だけ訪れる観光ではあまり気づかないかもしれませんが、公園内の桜の木には一本一本の歴史があります。桜の木は厳しい冬の寒さで目覚め、美しい花を咲かせるそうです。

今年も長い冬を越えた花々は散り際までも美しく、幻想的な花吹雪で見る人の心を和ませてくれます。  (高橋)

2017年04月27日

一人前?

 メカ(機械)に弱いという話しは前回しましたが、今回のホームページ作成の過程では、時々でさまざまな人と出会いました。これまで同じキャンパスにいながら出会ったことのない人たちです。その方たちの力を借りて、初学者の自分がサイトを作り、これをいま読んで下さっている方と出会えたことになります。

 人は何でもできる人に憧れます。国語も算数も理科も体育も音楽も‥。人付き合いも完璧で、自己表現の上手い人。オールマイティで、素敵な人であれば、誰からも必要とされそして愛されると。 

 人は不完全な状態で生まれてきますが、いつか完全な人間になれるというのもまた妄想なのかもしれません。ただそれに向かって行くことはできます。その意味で自分てなんてダメなんだと思うことも、そこを超えていく原動力かもしれません。全部ひとりでできてしまったら誰も必要がなく、いつまでも現状の古い自分のままです。

人は、誰かと出会うことで、互いの欠けている部分を補っていきます。

1+1=2以上の自分の知らない世界にたどり着くことができる。

それはひとりで完璧だったらできないことかもしれません。

きっとあなたにとっての 大切な誰かがいることでしょう 。

大切な誰かは、だれでもいいというわけではありません。

未だ見ぬその人もきっとあなたを探しています。相手にみつかりやすいあなたでありますように。 (高橋)

2017年04月12日

春は出会いと別れの季節

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 雪解けも進み春の気配です。明るい日射しが差すことも多くなり、弘前大学では3月23日に卒業式を迎えました。いろいろな思い出が詰まった学生生活、そして在校生もそれぞれの出発、新たな季節の変わり目を迎えます。

 春、保健管理センターでは新たにホームページの立ち上げに挑戦しました。初めてのことは始めるのにとても骨が折れます。慣れない本、マニュアルと首っ引きになって悪戦苦闘。途中、挫けそうになりながら、なんとか前に進みました。これを読んでくださっているということは、ぶじお届けできたということですね。(ホッとしています‥)

 些細なことでもなにか新しいことを始めるときはとても大変です。最初は前に進まず、スピードもゆっくりで、絶対うまくいかないんじゃないかと思えます。まちがいをしたり、やめたくなったり‥。でもそれを一歩ずつ続けていくと次第に成長して、スピードはグン、グン↑と幾何級数的に上がっていきます。

 『 いま “できること”をする。そして それをひたすら 続けていく。』

  だから「最初の一歩」がとても大切ですね。シンプルだけど大事なこと。

 おかげさまで、この便りもぶじお届けすることができました。

 春は別れと出会いの季節。あなたはこの春、誰と、そして何と出逢いたいですか。  (高橋)

 

2017年03月23日