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Seishu Hanaoka and His Medicine -A Japanese Pioneer of Anesthesia and Surgery-

  • 松木 明知 著
  • B5変型判・200頁・上製
  • 定価 本体3,300円+税
  • ISBN 978-4-902774-68-9
  • 発行 初版第1刷 2011年3月31日
    第2版第1刷 2011年8月8日

第4回弘前大学出版会賞(2013年)

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内容紹介

 本書は世界で最初に全身麻酔下に乳癌の手術を行った紀州の華岡青洲(1760-1835)の生涯とその業績を詳述している。著者は患者藍屋かんの死亡年月日を特定して最初の手術年を1805年(文化2)とする従来の定説を覆して一年前の1804年(文化元)と訂正し、さらに華岡家の菩提寺の過去帳を発掘して青洲の系譜を改めた。これまで知られなかった全身麻酔薬「麻沸散」開発の背景についても新史料を見出し、加えて犬、ウサギ、ラットなどを用いた動物実験、さらには人体実験を行ってその経緯を明らかにした。青洲は「麻沸散」の処方を秘伝としたとされるが、門人以外にもそれを伝授していることも明らかにした。これまで無視されてきた青洲の漢詩を読み解き彼の生涯の空白を埋めている。青洲の名は欧文論文によって欧米にも知られていたが、それらの論文はすべて断片的で誤った情報に準拠している。本書は最新の知見に基づく青洲の姿を欧米の研究者に提供する。



※本書は英文表記となります。

目次

Chapter1 Seishu Hanaoka in The Medical History of Japan
Chapter2 Seishu Hanaoka and His Family
Chapter3 Development of The Anesthetic Mafutsusan
Chapter4 The First General Anesthesia for Breast Cancer
Chapter5 The Mysteries Surrounding “The Case Report”
Chapter6 The List of Breast Cancer Patients
Chapter7 Seishu’s Surgery and Patient Care
Chapter8 The Introduction of Mafutsusan
Chapter9 Seishu’s School of Shunrinken and Medical Education
Chapter10 Seishu’s Writings and His Medical Philosophy
Chapter11 A Review of The Monographs and Papers on Seishu