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『資本論』「第一章 商品」の解読 -マルクス独特の文体による経済学者との“対話篇”-

  • 丹野正著
  • B5判・168頁・並製
  • 定価 本体2,190円+税
  • ISBN 978-4-902774-81-8
  • 発行 2012年2月9日

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内容紹介

 「商品」について検討したのはマルクスが初めてではない。すでに経済学者が「商品は使用価値であるとともに交換価値をも有する」と言っていた。彼は最初にこの見解をとりあげて、「交換価値」は、商品交換社会の人々が自分たちの生産物(使用価値)に担わせた「超自然的な属性」なのだと指摘する。そして、商品の「交換価値の源泉は労働だ」という経済学者の見解に対しても、<あなた方は「商品に表わされている労働の二重性」にまったく気づかず、使用価値を生産した「種々の有用労働」と、「価値としての商品」を生産するという「抽象的な人間一般の労働・人間の労働力の支出」とを、区別せずに同一の労働として論じている>と批判する。「第一章 商品」は、経済学者との<暗黙の対話法>という独特の叙述方法による「経済学批判」なのである。マルクス主義者も反対派もこの叙述方法に気がつかないので、誤読し誤解したうえで論争を続けている。

目次

第一章 商品
第一節 商品の二つの要因 使用価値と価値(価値実体 価値量)
第二節 商品に表わされる労働の二重性
第三節 価値形態または交換価値
第四節 商品の呪物的性格とその秘密

【カテゴリー】経済・経営 , 書籍 ,