書籍案内

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弘大ブックレット No.10 津軽から発信!国際緊急医療援助に生きる 朝日茂樹医師のJDR活動編

  • 弘前大学人文学部柑本英雄ゼミブックレット編集委員会
    (山田卓哉・村井未可子・山下真奈)編
    監修:柑本英雄・佐藤菜穂子・近藤麻衣
  • A5判・82頁・並製
  • 定価 本体600円+税
  • ISBN 978-4-907192-04-4
  • 発行 2013年7月2日
品切れ・重版未定

内容紹介

2011年3月11日午後2時46分、国立国際医療研究センター国府台病院(千葉県)の朝日茂樹医師は、盛岡行き東北新幹線やまびこ63号に乗車中、被災。福島県新白河駅付近のトンネル内で緊急停止した車内で、即座に臨時医療チームを結成し、ともに被災者となった乗客230名の救護を開始した。その後、寝食を忘れ、東日本大震災の被災地を転々としながら2週間、医療援助を提供し続ける。何が彼をここまで突き動かすのか。インドネシア地震、アルジェリア地震での国際緊急援助隊医療、WHO西太平洋事務局緊急人道活動部調整官としての経験から、医師がとるべき道筋が瞬時に見えた。「目の前の人を助けたい」という思いが、彼の原動力となる。常に、いついかなる時も「医師」であるという「覚悟」がそこにはあった。本書の編者である3人の学生の聞き書きを追体験する形で、朝日医師の語りから、人との誠実な向き合い方を学ぶことができるだろう。

目次

第一章 三・一一 新幹線の車中から現場へ
東北新幹線内での被災、被災者から救護者に/白河中央中学校避難所へ/葉ノ木平の地すべり現場へ/原発避難者支援の最前線拠点・公立相馬総合病院/障害者支援施設ふきのとう苑/応需を終えて
第二章 アルジェリア地震救援医療チーム 日の丸の旗のもとに
日の丸を背負ってアルジェリアへ/初めての夜間診療/薬がない!/熱波襲来/開発援助の視点から/震災後の公衆衛生活動/医療支援を終えて
第三章 津軽からWHOへ 医療協力のスタンダードを作る
医療の道へ/研修終了後の軌跡/阪神・淡路大震災/国際医療協力の分野へ/WHOで医療協力のスタンダードを作る/弘前大学教官時代の活動/プロフェッショナルとボランティアの違い/国際社会をフィールドに活躍するということ