| はじめに | 渡航する前に準備すべきこと | 大学年間予定について | 学部について | 授業について |
| 授業の開始時間について | テストについて | 大学について | 市内の交通機関について | 買い物 |
| 生活について | 国際小包について | インターネットについて | 予防接種 | 医務官制度 |
| 手紙、国際電話、FAXについて | 防犯について | 最後に | 参考になりそうなホームページ | |
「ルーマニア」と聞いてみなさんは一体何を最初に思い浮かべるでしょうか。あの有名な体操選手コマネチやドラキュラ、それからチャウシェスクの独裁政権の崩壊などがおそらく挙げられるのではないかと思います。ですが、たいていの人がその場所さえ分からないというのが現状であり、ましてや彼らの国民性などについてはイメージしにくいものであるのも確かです。現在、民主化から10年以上たった今、ルーマニアは様々な意味で過渡期にあると言えます。このためルーマニアに関する明確な叙述というのは大変難しいものなのですが、この場を借りて少しでもみなさんにそれらをお伝えできたら幸いです。ただ、本当のルーマニアはみなさんが実際にみなさんの目で見て感じるものであって欲しいと考えているので、他の国と比べてこうした叙述が薄いと感じられるかもしれませんが、あらかじめご了承願います。
渡航前にするのはまず、パスポートを準備し、ビザを取得することです。パスポートを持っている人も有効期限がきちんと残っているかどうか確かめましょう。次にビザですが、観光用のビザを日本で取得して、現地で正規の留学用ビザを取得することになります。ルーマニアではまだまだ外国からの留学生は少なく、大使館でもあまり前例がないため、また、手続きに大変時間を要するため、日本からはとりあえず観光ビザで入国して、現地でゆっくり学生ビザを申請するのが妥当なやり方だろうということになっています。
観光ビザ取得には、直接大使館に出向くか、書留郵便(申請者の旅券のほか、申請者の住所を明記し切手を貼った返信用封筒、ルーマニアへの入国予定日と滞在期間を書いた短いメモと申請料1000円と700円分の切手を同封のこと)で申請できます。観光ビザの取得に関しては随時大使館に問い合わせてみるのが一番です。最近、ビザの申請用紙ができたようなので、これをまず大使館に連絡して入手して下さい。ちなみに、大使館に日本語を話せる人はいますが、メールは英語(またはルーマニア語)のみ、電話も英語(またはルーマニア語)が望ましいということになっています。
| ルーマニア大使館 | 106東京都港区西麻布3−16−19 |
| TEL:(03)3479−0311、(03)3479−13 | |
| FAX:(03)3479―0312 | |
| e-mail:romembjp@gol.com |
入国ビザは普通30日なので、ルーマニアに入国したらすぐに正式な学生ビザ申請手続きをすることになります。ここでは6ヶ月または1年のビザを取得できます。
必要なものは、戸籍抄本、在学証明書(弘前大学の。)、成績証明書、健康診断書、この4つは日本から必ず準備して行って下さい。あとは写真、ヒッペリオン大学からの受け入れ証明書、ヒッペリオンと弘前大学の姉妹校協定、ヒッペリオン大学から旅券局(Serviciul
de Pasaport)に宛てたビザ延長願い、申請書、60ドルと手数料です。これらをそろえて旅券局へ行き、学生ビザを申請します。この手続きに当たっては、先にルーマニアに行っている留学生や、ヒッペリオン大学の日本語科の学生、ヒッペリオンの日本語教師であるホンドゥル先生が協力してくれることでしょう。ホンドゥル先生は私たち日本人留学生の生活全般の面倒もよく見てくれます。何かあったら彼女に相談するのがいいでしょう。
航空券の予約に関しては、とにかく早め早めの行動をとりましょう。ルーマニアに直通のは日本から出ていないので、必ずどこかを経由する形になります。大韓航空、KLM,マレーシア航空などたくさんありますが(ロシアのアエロフロートは初めての旅ならばやめた方がいいかもしれません)、さまざまな代理店があり、値段も微妙に変わってくるので様々なところにあたってみるのもいいと思います。それから航空券は必ずしも1年オープンで買う必要はありません。むしろ片道で買って、帰りはブカレストで航空券を買った方が安く上がる可能性が高いからです。ブカレストで買った場合、日本までの片道航空券は5万円くらいです。また大韓航空に関して、1年オープンの航空券を購入した場合ですが、帰りのリコンファームをとる際にブカレストからチューリッヒに電話をしなくてはならないという必要がでてきますが、ブカレストからチューリッヒまで指定された電話番号ではつながらないという状況に見舞われるかもしれません。確かに今のところ、ブカレストに大韓航空のオフィスはないのですが、スイスエアやエアフランスが代わりに業務を行っている場合もあるのでそちらを当たってみることをお勧めします。大韓航空のいいところは、青森から飛行機が出ているところです。地元が青森なら楽だと思います。KLMは札幌から出ていますし、航空券も比較的安いです。
次に用意してほしいのはクレジットカード(少なくとも1枚。1枚あれば十分足りるでしょう)とシティバンクのワールドキャッシュカードです。クレジットカードはルーマニアでも一般的なVISAかMASTARにしてください。ルーマニアは物価が安いこともあってまだまだクレジットカードが使えるところが多くはないので日常的にカードが役に立つ訳ではありませんが、航空券など高価なものを買うときなど、やはりカードが便利でしょう。それからシティバンクのワールドキャッシュカードですが、これは日本で振り込んだお金を現地で、現地の通貨でおろすことができるものです。普段の生活で用いる現金を必要な分ずつおろすことができるため、ルーマニアでの生活においては大変便利です。(ATMはブカレストのあちこちにあり、24時間いつでもおろせるところが多い。)また、国外旅行時でも換金を多くする手間が省けるので大変便利です。
クレジットカードも契約時に暗証番号を指定すればお金をおろすことができるようになっているはずですので(手数料はやや高いですが)、シティバンクのカードを万が一紛失した時でも、代わりのカードがあるという風にしておくと安心だと思います。
ヒッペリオン大学における年間予定は以下のようになっています。(99年度)
| 10月1日 | 新年度および前期開始 |
| 始業式 | |
| 12月22〜1月4(5)日 | 冬休み(年末休暇) |
| 1月26日 | 前期終了 |
| 1月26〜2月20日 | テスト期間 |
| 2月21日〜28日 | 冬休み |
| 3月1日 | 後期開始 |
| 4月 | 春休み(一週間) |
| 5月25日 | 大学記念日 |
| 6月15日 | 後期終了 |
| 6月16日〜7月14日 | テスト期間 |
| 7月14日〜8月30日 | 夏休み |
| 8月21〜23日 | 入学試験 |
| 9月23〜25日 | 入学試験 |
| 9月26日 | 卒業式 |
| 9月30日 | 学年度終了 |
クリスマスの期間はちょうどルーマニアの独立記念日とも重なっているため、ブカレストでは様々なイベントが開かれます。私たちはその時期、知り合いのルーマニア人たちと山に行ったりして楽しい時を過ごしました。
現在、ヒペリオンには次のような学部があります。
現在のところ、授業内容を示すシラバスのようなものはないのが実情です。また、授業を受ける際に、特別な履修届が必要ということもありません。(ただ、先生によっては出席をとる授業もあります。)学期が新しくなると、各学部の廊下の掲示板に学年別に授業の時間割が貼り出されるので、その時間割を見て何個か興味のある授業を選び、とりあえず第一回目の授業に出席してから受講を決めます。留学生の場合、様々な学部での授業をまたがって受けることが許されているはずなので、興味のある学部の掲示板を見に行き、そのスケジュール組み立てることになります。ただ、もちろん授業は全てルーマニア語のみで行われるので、最初の授業に出てみて、内容が高度すぎないかをチェックしたり、実際に教授と話してみるのも重要です。
次にあげるのは実際に留学生が受けた授業の一部です。
ルーマニアでは原則として、1コマが2時間になっていて、長いので、教授が1時間ごとに約10分休み時間を設けます。「昼休み」というものはないので、生徒たちはその10分間の休みのうちに、サンドウィッチなど何か簡単なものをつまんでいます。「学食」というものは歴史学部のある校舎を除いてはありません。その歴史学部の校舎の学食も、とても小さくて簡単なものです。
先の年間予定であげたように、1月後半から2月にかけて、それから,6月半ばから7月半ばにかけてがテスト期間にあたります。ルーマニアの大学におけるテストの評価(notaといいます)は以下のようになります。
| 9〜10 note foarte bune | (非常に良い) |
| 8nota buna | (良い) |
| 7nota mediocre | (平均的) |
| 6nota mica | (低い) |
| 5nota de trecere | (かろうじて単位だけはもらえる状態) |
というわけで4以下のをとると、日本でいうところの「不可」ということになります。もしも最初の学期で、テストを他の生徒に混じって受けることに不安があるようならば先生に事前に話しておき、しかるべき対策をとってもらうことなども必要といえるでしょう。
ヒッペリオン大学は、学部によって校舎が市内のあちこちに分かれています。各学部の校舎は小さく、中学校か高校のように見えます。日本の大学と違い、学部が細かく分かれていて、日本で言う学科に近いと思います。ジャーナリズム学部のような学部は、授業内容がとても実践的で、生徒たちは将来の職業と結びつけて授業を受けています。社会人学生が多いのも日本とは違ったところです。授業は実習のようなものを除けば先生の言ったことを生徒がひたすらノートに写すという形態が中心なので、留学生にとっては大変であると言えます。クラスメートたちと仲良くなり、分からないところを教えてもらったり、参考文献を紹介してもらったりしましょう。
切符売り場で切符を買い、ゲートでその切符を自動改札機に通してホームに入ります。メトロは大変便利なので、みなさんもよく利用することになると思います。定期券(abonament)を購入すると便利だし、ずっと割安になります。
トラムとは路面電車、トロリーバスとは路面バスのことです。どれも停留所付近にある切符売り場から切符を買い(2000年度春では3500lei、約20円)、車内のパンチ穴に通して穴をあけます。メトロの場合と同様に、こちらもabonamentを買うことができます。トラム、バス、トロリーバス共通の学生用abonamentがあるので、それを買うとイイでしょう。ルーマニアではあまり自転車は見かけず、みんなこれらの交通機関を利用しています。路線は編み目のように至る所に走っており、日常生活で大変役に立ちます。 時折、抜き打ちで検査官が入ってくることがありますが、彼らはたいてい私たちアジア人のところには必ず来るので、切符もしくはabonamentの提示を求められたら、見せること。万が一、切符を持たずに乗っていたことが運悪くばれた場合、外国人には相当の罰金がその場で求められるはずなので、十分注意しましょう。また、穴をあけた切符を提示してもそれを自分のあらかじめ持っていた別の切符とすり替えて、言いがかりをつけて罰金を取ろうとする悪徳警官もいます。その意味でも、abonamentは自分の名前が記入されるので安全です。
タクシーは至る所にいますが、値段をごまかすタクシーも多いので、乗る前に自分の行きたい場所を話して、どれくらいかかるか必ず値段を交渉すること。値段の相場は知り合いのルーマニア人に聞くといいでしょう。タクシーの運転手と交渉するときにその相場からあまりにもかけ離れた金額を言われたら、違うタクシーを探すか、文句をつけてみましょう。値段が下がると思います。また、メーターのついているタクシーでもそのメーター自体を勝手に変えていることもあるので要注意です。
公共交通機関には様々な人が乗り降りするだけに、それなりの注意が必要です。実際、スリ被害が一番多いのが公共交通機関の中です。乗ったらすぐに自分のかばんや持ち物を自分の前に持ってきてしっかり抱える習慣を持つことが大切です。(この習慣は交通機関にかぎらず、あらゆる場面において必要とされることですが。)財布なども不用意にかばんに入れておくと、知らないうちに盗まれているおそれがあります。財布は現金・カードその他大切なものが一つに集まっているという点で危険です。現金は必要な分だけをズボンの前ポケットに入れるのがいいと思います。大事なものは極力「肌身離さず」という感覚を常に持ちましょう。
野菜などはPiata(市場)で買います。Piataは住宅街があるところには必ずあります。その際、買ったものを袋に入れてくれないが普通なので、piata専用の買い物かばんを始めに買うことをおすすめします。またその他の雑貨、冷凍食品、調味料、乾物などはPiataでも買えますが、スーパーのほうが品揃えがよいと思います。パンや牛乳などは道ばたの小さい店で買うこともできます。スーパーではMega Image, La Fourmie(Unireaの地下),Simona、 またBucuresti Mall内のスーパーも品物が比較的そろっているといえるでしょう。
ヒッペリオンから宿舎(たいていはルーマニア人家庭またはルーマニア人学生との同居、寮ではない)が提供された場合、生活費は月に1万円〜2万円あればかなり余裕のある生活が送れます。ある留学生(ルーマニア人学生と同居)の場合、電気・ガス・水道代合わせて月2〜3千円、電話代月500〜1000円くらいでした。食費は、自炊するなら月に2000円もあれば十分間に合うと思います。
ガス・水道についてですが、時々止まることがあります。半日近く止まり続けるときもあり、それは困りものですが、気長に待つより他ありません。また、飲料水についてですが、ブカレストの水はあまりきれいとは言えません。地元の人は気にせずに飲んでいるし、私たちも時々飲んでいて特に問題はありませんでしたが、火を通さずに飲むのであれば一応ミネラルウォーターを買うのが無難でしょう。ルーマニアではガス入りのミネラルウォーターの方が一般的です。日本人には始めは違和感がありますが、慣れてみるとなかなかおいしいものです。もちろん、ガスなしのミネラルウォーターもあるのでご心配なく。
日本から全てを持ってくるのは不可能なので、どうしても国際小包が必要となってきます。航空便で日本から荷物を送ってもらう際は、郵便局の国際エクスプレス便が非常に便利です。ルーマニアの場合、1kgでは2800円となっており(郵便局で料金は早見表をもらうことができます)、他の普通の航空便よりも割安です。送ってから到着するのに要する期間も通常時ならば約1週間ですむので、大変おすすめです。もちろん船便ならばもっとコストが抑えられますが、その分非常に長い時間を要するので、あまり大事なものなどをこれで送ることはすすめられません。
それからもう1つ心得ておかなくてはならないのは、ルーマニアではこうした荷物を自分で郵便局まで取りに行かなくてはならないということです。荷物が郵便局に到着すると、それを知らせる紙がポストに届けられます。そこに記されている郵便局にパスポートを持参して荷物を取りにいくことになります。長い間、荷物を取りに行かないと逆に日本に再び送り返されることになるので気をつけましょう。また、外国から届いた荷物はその場で係員によって開けられ、中身をざっとチェックされます。
ルーマニアから荷物を送る場合は、航空便で1kg約800〜1000円です。
大学では各生徒に対して、コンピュータ使用のための専用のパスワードを与えるようなことはしていないようです。そのため、普段インターネットやhotmailを使ってメールを送りたいという場合には、インターネットカフェに行くことになります。店によって値段
は違いますが、50000lei (約250円)ほどもあれば2時間近くできるでしょう。(もちろんもっと安い所もあります)ただ、当然のことですが、こうしたインターネットカフェのコンピュータは日本語で打つことが不可能なので、不自由なく日本語で読んだり書いた
りしたいという人は、日本製のものを持っていったほうが良いかもしれません。しかしその際には、自分の住むことになるアパートでインターネットを使えるのかどうかも確かめる必要があります。
予防接種については、実際には留学生でしっかり予防接種を受けてからルーマニアに旅立った人というのは非常に稀です。なぜなら予防接種は数回に分けて、しかも期間をおいてから打つものもあり、留学決定から渡航までになかなかそうした十分な時間がないというのが現実だからです。しかしながら、理想を言えば、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病の予防接種をしていくのが良いといわれているようです。どうしても不安が残るという人は日本にいる間に第一回目だけでも接種を受け、ルーマニアに来た後、日本大使館の医務官から、残りの接種を受けることも可能です。(予防接種について詳しくは‘海外感染症情報’http://www.forth.go.jp/をご覧下さい)
在ルーマニアの日本人のための組織で日本人会というものがあります。これに入会してさらに医務官にもお金を支払うと(年間100ドルほど)、病気やけがをした時、ただで日本大使館にいる日本人のお医者さんにみてもらえ、されにお薬などももらえるという制度があります。もちろん病気やけがをしないのに越したことはないのですが、まさかの時のために入会しておくのもいいでしょう。(‘在ルーマニア日本国大使館医務室’http://plaza.harmonix.ne.jp/~taka-m/)
手紙はおよそ1週間で着きます。ルーマニアまでの切手代は他のヨーロッパの国と同じく、110円です。
国際電話は、テレフォンカードを買い、公衆電話からかける方法と、ROMTELECOMという電話局でオペレーターにつないでもらう方法があります。ROMTELECOMはたいてい郵便局の隣にあります。日本まで3分約400円、5分で約600円くらいです。家の電話からも、ROMTELECOMに電話してつないでもらうことができますが割高です。また、インターコンチネンタルなどのような一流ホテルの中にある、ビジネスマンたちのための国際電話、FAX,インターネットなどが備えられている場所に行くというのも1つの手です。(ただし相当高い)
また、日本から国際電話のためカードを作っていくこともできます。ただしこちらも日本〜ルーマニア間ではアメリカなどよりも割高になる傾向があります。ただこのカードがあればアパートの電話が国際電話専用の電話でなくても、オペレーターが日本に電話をつなぐというやり方をとるので、アパートで電話をかけることができます。また先程紹介したシティバンクのカードにはこうした機能が備わっており、これを利用して日本からルーマニアに電話をかけることも可能です。(ただし、現在のところルーマニアから日本にかけることはまだできない状態になっています)
ルーマニアに限ったことではありませんが、スリには常に気をつけましょう。具体的な対策は公共交通機関のところで書いた通りです。ルーマニアでは人の命を狙うような犯罪はほとんどないので、その点は心配いりません。 ニセ警官対策としては、パスポートをまず持ち歩かないことです。提示を求められても、普通はパスポートのコピーや、学生ビザ取得と同時にもらえる身分証明書でOKです。「本物を出せ」としつこく言ってきたら怪しんで下さい。また、両替は絶対に両替所で行いましょう。駅や空港の近辺で両替を持ちかけられても無視すること。
夜間の外出はできるだけ避けるようにしましょう。もしするなら細心の注意を。
ルーマニアが垣間見える書き方をしようと思いましたが、結果的にはルーマニアで生活する際に必要と思われることを多く書くことになってしまいました。ルーマニアを思い出すとき、私たちには様々な感覚や思い出がありすぎて、そのうちのどこかをうまく取り出すのは大変難しいのです。一部みなさんには分かりにくい文章であったかもしれないことを、この場でお詫びします。
また、みなさんに是非伝えたいことがあります。首都ブカレストは確かに比較的スリも発生しやすく、危険な面もあるのですが、ルーマニア人の持つ親しみやすさ、陽気さなど、そういった国民性にはぜひ一度触れて欲しいものであるということです。また、ルーマニアの大学生の、頭の回転の速さや勤勉さ、メリハリの利いた学生生活(勉強するときは真剣に勉強し、遊ぶときは思いっきり遊ぶ)などは、私たち自身の学生生活にもこれまでになかった刺激を与えてくれたように感じます。
始めにも述べたように、ルーマニアは現在過渡期にある国です。国として多くの問題がまだ残っている一方で、それを現地で実際に見つめながら歯がゆい思いをしたり、複雑な気分になったことも何度もあり、友達とよくそのような問題について話し合いました。ただ、そこに住む人々はとても明るく、温かい空気を持っています。それは本当に、人に素直な感動を与えてくれる温かさです。今後も、ルーマニアに足を踏み入れて、自らの感覚でルーマニアを感じることのできる人がどんどん増えていって欲しいと思います。