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世界に通用するりんごを
送り出したい

松本 和浩(マツモト カズヒロ/Kazuhiro Matsumoto)
弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター 藤崎農場 助教
博士(農学)、専門分野 園芸学

世界に通用するリンゴを

「農学は実学である」をモットーに、現場で起きていることを理解し、その課題解決に取り組んでいます。 弘前大学のフィールド園芸学の魅力は、日本のリンゴの生産量の約半数以上を占める青森で、実際のリンゴの生産現場に直接役立つ研究ができるということ。 弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター藤崎農場では、地域の方々と連携しながら、次世代を担うリンゴ品種の育成や普及、 生産者が栽培しやすい環境を整える研究を行っています。
日本の園芸技術は世界から見ても高いレベルを持っています。世界に日本の園芸の魅力・歴史を、世界に通用するリンゴをここ弘前大学から発信していきたいと考えています。

松本研究室ブログ「本州最北端でフィールド園芸学!」
弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター 松本 和浩(マツモト カズヒロ)

果肉まで赤いリンゴ「紅の夢」

弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター藤崎農場では、1981年からリンゴの育種プロジェクトを進めており、2010年に「果肉まで赤いリンゴ」の第1号として「紅の夢」を品種登録しました。 現在、日本国内はもちろん世界で赤い果肉のリンゴの登録、普及が進められています。それらと協力し、また切磋琢磨しながら、赤い果肉のリンゴの認知度を高めていきたいと思っています。

「紅の夢」の最大の特徴は果肉が赤く着色することです。 しかもこれまでの赤肉品種にありがちであった、「渋くて生では食べられない」という問題が克服され、酸味の効いた生食ができる、おいしいリンゴです。 さらに、収穫時期を変えることにより、早取りでは加工品向きの酸味の強いリンゴ、収穫時期を遅らせると蜜入りの生食に適したおいしいリンゴになります。加工しても色が鮮やかに残るため、着色料の必要もなく天然のピンク色の商品を開発できます。

弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター

弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センターは、藤崎農場、金木農場の2農場を核とするフィールドサイエンス教育および研究の拠点施設です。 センター専任の教員を核として、藤崎農場では園芸学を、金木農場では作物学、畜産学を中心とする研究活動を行っています。農学生命科学部の教員との連携はもちろん、他大学の教員や企業との共同研究にも積極的に取り組んでいます。

また、農学生命科学部の2年生を対象にした農場実習のほか、地域の皆さんにセンターでの教育・研究活動に対する理解を深めていただくため、春と秋には各農場で農場公開を行っています。 青森県の基幹産業である農業を教育・研究の両面から活性化し、地域の優れた人材、資源、技術そして環境を地域から日本全国へ、そして世界へと発信していきます。

弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター 弘前大学農学生命科学部HP

農学生命科学部 助教 松本和浩 インタビュー

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