弘前大学

「弘前大学知財塾」を開催

2016.11.22

弘前大学研究・イノベーション推進機構は,平成28年11月17日(木)に弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールにおいて,教育・研究活動によって得られた知的財産の保護及び有効な活用により,社会の持続的発展に貢献することを目的に,今回で28回目となる「弘前大学知財塾」を開催しました。
今回は,国立大学法人山口大学 学長特命補佐,大学研究推進機構 知的財産センター長であり有限会社山口ティー・エル・オー代表取締役社長の 佐田洋一郎 氏を講師に迎え,「トラブルを起こさない研究果実の取り扱い方」と題し御講演いただきました。
佐田氏からは,共同研究開始前後の注意点や共同研究成果を配分する際の注意点の他,発明の特徴(類似技術との違い)について引き算を用いて明確にする思考方法などの解説をしていただきました。また,強い特許創出のための判別法として実施例を用いて解説いただき,強い特許明細書の作成法のヒントを御教授いただきました。
当日は知財塾開催前に,「大学と知的財産 ~山口大学の知財活動の取り組み~」と題し山口大学における知財活動の新たな取り組みについての御講演もしていただきました。
参加した42名の教職員は,大学と研究者に求められる特許取得の目的や研究成果の取扱いについて熱心に聞き入り,具体的な事例に基づいた質疑応答も活発になされ,知的財産管理の意識について理解を深める有意義な場となりました。


知財塾の様子

講師の佐田氏