弘前大学

平成29年度さくらサイエンスプラン「タイの若手研究者によるフリーラジカルの可視化に関する科学技術交流」事業報告

2018.05.17

弘前大学保健学研究科(地域イノベーション学系)の中川研究室では、世界的に数少ないX−バンド電子スピン共鳴(ESR)イメージング法による第一線の研究を行っております。
この度、JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」として、平成29年9月20日~9月29日の10日間、タイのマエファンラン大学から教員1名、弘前大学の協定校であるチェンマイ大学及びコンケン大学の薬学系から優秀な大学院生9名の計10名を招き、最先端の放射線科学技術分野での研究交流を実施しました。これにより、従来の共同研究における裾野を大学院生レベルへと広げることができました。
中川教員は「来日から帰国までの10日間は大変充実し、当初はESRイメージング技術の伝授することを主に意図していたが、帰国後も招へい者と連絡をとるにつれ、若い教員や院生が今回の短期間で受けた日本のインパクトは科学技術のみならずかなりのものであったと実感し、JSTさくらサイエンスプランの重要性及び意義を再認識できた。これを機に、今後もさらに研究交流を進展させるよう努めたい。」とコメントしています。
このように、中川研究室ではさらなる発展の一歩となりました。
◇「さくらサイエンスプラン」ホームページでも詳しく紹介されています。記事はこちらから。