弘前大学

弘前大学ボランティアセンターが「平成30年度第2回市民ボランティア講座 災害ボランティア活動~わたしたちにできること~」を開催

2019.02.07

平成31年1月25日(金),弘前大学ボランティアセンターでは「平成30年度第2回市民ボランティア講座 災害ボランティア活動~わたしたちにできること~」を開催しました。
本センター副センター長の 李 永俊から開会の挨拶があり,続いて第一部として平成30年9月6日に発生した北海道胆振東部地震により甚大な被害を受けた北海道厚真町にて,災害ボランティアセンター設立当初からボランティア活動を現地で行なってきた本センター学生事務局OBで,現北海道小樽市役所職員である南部真人氏による「平成30年北海道胆振東部地震のボランティア活動について~これまでのボランティア活動の経験を活かして~」と題しての講演がありました。
南部氏からは,在学中に発生した東日本大震災の際に,学生のみならず市民の方やボランティア経験者の方などと活動した経験が北海道胆振東部地震の際に活かされたこと,勇気を持っておせっかいをして欲しいことについて講演がありました。
続いて,第2部『避難所設営訓練・体験』として,弘前医療福祉大学短期大学部救急救命研究会による「救急救命講習」,NPO法人青森県防災士会 副代表理事・弘前支部長 工藤 廣道 氏による「避難所設営ゲーム」,そして講演講師の南部氏と本センター学生事務局による「段ボールベッド・仮設トイレなど組立体験」の3つのブースが開設され,参加者は各ブースをまわり,実際に体を動かしたりゲームをしながら,災害時に有用な知識を楽しく学び,最後に李副センター長による総括で締めくくられました。
参加者からは,「被災者や被災状況の写真撮影の自粛や,マッチングでのグループ分けなど災害ボランティアの良く知らなかったマナーなどを知ることができた」,「実体験できた組み立て作業や救急法などとても為になった。できることから取り組んでみたいと思うきっかけになった」,「今後も色々な視点から防災,減災に関する教育を継続して欲しい」との感想がありました。
本講座には,学生・自治体職員・教職員・防災士など57名の参加があり,それぞれのブースでは,市民と学生が協力し合いながら作業を行うなど,異世代間の交流の場としての役割も果たしました。
各機関との連携強化につながり,弘前市全体で今後の災害への備えについて,改めて議論するきっかけとなりました。
【弘前大学ボランティアセンターHP:http://huvc.net/

挨拶する李副センター長
講演する南部氏
救急救命研究会による体験指導
新聞紙を用いた簡易スリッパ作成
青森県防災士会による避難所設営ゲーム
災害対応グッズ