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【プレスリリース】「更年期症状の軽減効果を有するカシス抽出物の有効成分 および飲食物,化粧品,並びにその使用方法」 (特願2019-93226)の出願について(保健学研究科)

【ポイント】
 弘前大学保健学研究科ではカシスが持つ未知の保健機能を明らかにするため,カシスの有効成分について生活習慣病の改善ならびに女性更年期障害の軽減や美容に関する効果の研究を行っています。この度,研究成果のひとつとして堀江 香代(保健学研究科助教)と七島 直樹(保健学研究科 准教授)が「更年期症状の軽減効果を有するカシス抽出物の有効成分および飲食物,化粧品,並びにその使用方法」(特願2019-93226)を出願いたしました。

【特許出願内容詳細】
 カシスはポリフェノールの1種であるアントシアニンやビタミンCなどを多く含むことから血流改善,眼精疲労の回復や美容効果などが推測されてきましたがその詳細は不明であり,更年期女性に対する効果はこれまで明らかにされていませんでした。
 この度,我々は培養細胞や更年期モデル動物を使って,カシス抽出物による更年期障害の軽減に対する効果を検証いたしました。その結果,カシス抽出物には皮膚,血管,毛包に対して更年期症状を緩和するような有効成分が含まれることが示されました。カシス抽出物にはまだ多くの未知な有効な成分が含まれている可能性が考えられ,本研究グループでは今後もさらなる研究を続け,将来的にはこれらを使用した更年期症状の緩和を目的としたカシス商品の開発を目指しています。加えて,日本におけるカシスの生産量は青森県が最大であり,2015年には「あおもりカシス」が地理的表示保護制度の第1号として認定されています。カシスの新規保健機能を見出し,付加価値を与えることは青森県産カシスの認知度を高め,さらにカシス産業の発展に繋がることが期待されます。

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