弘前大学

アイルランド環境保護庁(EPA)と49校目の大学間交流協定締結

2019.07.08

本学とアイルランド環境保護庁(Environmental Protection Agency,以下EPA)との大学間交流協定が,令和元年6月13日付けで締結されました。有効期間は5年間で自動更新となっています。
本学からは,柏倉副学長,床次被ばく医療総合研究所所長,保健学研究科細田講師が2019年6月12日から13日の日程でダブリン市にあるアイルランド環境保護庁放射線防護及び環境モニタリング局を訪問し,調印されました。
EPAは,アイルランド国内の環境保護に関する全範囲を網羅する独立した公共機関で,長官の下,以下5つの局が設置されています。
1. The Office of Environmental Enforcement(環境施行局)
2. The Office of Environmental Sustainability(環境維持局)
3. The Office of Evidence and Assessment(エビデンス及び評価局)
4. The Office of Radiation Protection and Environmental Monitoring(放射線防護及び環境モニタリング局)
5. The Office of Communications and Corporate Services(コミュニケーションと企業サービス局)
今回の協定締結により,学生のための放射能分析に関するトレーニングコースを両機関主催で開催することが見込まれています。また,EPAは標準機関として認定されており,高度の分析技術を持っているため,本学では分析ができないような放射性核種の分析も可能となります。
さらに,学生の教育のみでなく,職員の交流実績も増やすとともに,双方が持っている放射能分析技術の共有,また,今回の訪問時に2019年から2020年にかけて新たな国際共同研究プロジェクトの立ち上げや,本学(保健学研究科が主催)が毎年開催している放射線と健康に関する若手研究者のための教育シンポジウム(ESRHA2019)での講演のための講師、若手研究者の派遣をすることが話し合われました。
今後も,国際共著論文の増加を図るなど,教育・研究への還元効果が期待されています。
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