弘前大学

学長メッセージ -学生の皆さんへ 夏季休業に向けて-

2020.08.04

5月11日(月)から始まったメディア授業も、学生さん、教員、そして専門職員の献身的な努力によって、まもなく無事に前期授業を終える予定です。関係するすべての皆さんのご協力に心から感謝します。ありがとうございました。全学部対象に行った授業アンケートや各学部の学生さんとの懇談会では、後期でもメディア授業を残してほしいとの声が聞かれ、予想以上に好評のようで安心しました。後期からは、感染拡大防止策を講じた上で、対面授業を開始する予定としていますが、本学の講義室数や収容人員等を踏まえると、すべての授業を対面授業に戻すことはできないと考えています。また、弘前市内および学内の感染状況によっては、再びメディア授業が中心となることも想定されますが、感染状況に応じて慎重に判断していきます。
5月25日の緊急事態宣言の解除を受けて、皆さんへの行動規制も徐々に緩和してきました。弘前市においてはいまだ感染者の報告はありませんが、宣言解除後徐々に都市部の感染数が増加し、急速に地方へ感染拡大しつつあります。ご存じの通り、地方での感染者のほとんどが感染多発地域との往来に起因するものです。前期の授業が終わり、皆さんは夏季休業に入ります。実家への帰省や旅行を計画の方も多いと思います。本学では皆さんの帰省や旅行に特別な規制は設定しませんが、これまでお願いしてきた手指消毒の励行やマスクの着用などの感染拡大防止策の徹底と、感染リスクの高い場所への出入りを回避するなどの適切な行動をとるよう心がけてください。また、ホームページに記載のように、感染が多発している都市部への往来については、帰省(旅行)時に「国内特定地域移動届」を、帰弘時には「国内特定地域移動チェックシート」の提出をお願いしています。また、厚生労働省が推奨する「新型コロナウイルス接触確認アプリ COCOA」のインストールをお願いします。
最後に、皆さんの夏休みが行動制限やメディア授業による心身の疲れが癒やされるようなものとなるよう、心から願っております。

令和2年8月4日
弘前大学長  福田 眞作