弘前大学

学長メッセージ ―保護者の皆様へ―

2020.09.30

新型コロナウイルス感染症の影響により、保護者の皆様には何かとご心配をおかけしていることと存じます。
前期の授業はメディア授業で行いましたが、10月からの後期については、ほとんどの授業を通常の面接授業で行うことになりました。授業の実施に当たっては、講義室の座席の間隔をあけることや、建物や教室の所々に手指消毒のためのスプレーや体温測定装置などを設置するなど、感染防止の配慮を行うことにしております。
面接授業を続けていくためには、何よりも感染者の発生や拡大を防ぐことが重要です。このため、学生の皆さんには、これまでどおり、マスクの着用、手洗い、体温測定などの体調チェックをしっかり続けるとともに、飲食や課外活動などの際にも大声で話さないなど、油断せずに行動するようお願いしています。
なお、万一本学内に感染者が確認された場合には、面接授業を一時停止する予定です。小中高等学校と異なり、大学はクラス単位で動いている訳ではなく、濃厚接触者が特定されない間に面接授業を継続することによって感染が拡大することを防ぐためには、どうしても大学全体として面接授業の中断が必要と考えるからです。一時停止の期間は3日間を想定しており、調査等の状況によって長引く場合であっても4日目からメディア授業で授業を再開することにしています。実施できなかった授業については補講等を行います。
また、学生アンケート調査により、8月上旬まで実施していた100円夕食の支援策が好評であったことから、10月以降も継続して実施することとしました。さらに、県内自治体との連携による支援や大学独自の支援についても予定しています。
大学では十分な備えをしながら、学生の皆さんの健康の維持、適切な授業の実施、学生支援策の実施により、安心で充実した学生生活を目指していきたいと考えておりますので、保護者の皆様のご理解とご協力を引き続きお願いいたします。

令和2年9月29日
弘前大学長  福田 眞作