弘前大学

令和3年度「弘前市いきいき健診」が始まりました(COI研究推進機構)

2021.10.19

弘前大学COI研究推進機構では、令和3年10月19日(火)から10月23日(土)までの日程で、令和3年度「弘前市いきいき健診」を実施します。
この健診は弘前市民の健康寿命延伸を目的に、弘前市と弘前大学が平成28年度から共同で実施しているもので、AMED日本医療研究開発機構(認知症研究開発事業)による「健康長寿社会の実現を目指した大規模認知症コホート研究」(全国8地域からなる地域高齢者1万人の大規模認知症コホート研究)の一環でもあります。
対象は65歳以上の弘前市民で、平成28年度と平成29年度にベースライン調査を実施し、その後2年毎の追跡調査を経て、最終的に10年間継続して健診を行います。今年は平成29年度に最初の健診を受けた方の2回目の追跡調査となり、5日間の期間中に約540名の健診を予定しています。
今年度の健診は、参加者をワクチン接種済みの方のみと限定している他、密にならないよう10分毎に6人ずつ受付をするなど、万全の感染防止対策を講じて実施しています。
健診初日の19日(火)には、会場となる河西体育センター(弘前市)に櫻田宏弘前市長が視察に訪れ、COI研究推進機構・中路重之特任教授から各種健診の説明を受けました。
健診項目は、身長・体組成・心電図・内科診察・握力などの他、五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)の味が付いた水分を口に含み味覚を検査するブースや、アプリを使って脳の注意力や記憶力をチェックするブースなど計15ブースにのぼります。
櫻田市長は、「『健康で長生きする弘前』を目指し、弘前市としても今後も全面的に協力していきたい。」と力強く語りました。
また、統括の中路特任教授は、「この健診は毎年継続してやっていくことが重要。そして何より参加している住民のみなさんがとても楽しみにしてくれているので、その気持ちを裏切りたくない。高齢者の方が自分の健康状態に気づいて気を付けることはとても大切なこと。」とこの健診の意義について話しました。
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受付をする参加者受付をする参加者
歩行測定5Mの歩行速度を検査するブース
臭覚検査臭覚を検査するブース
味覚検査味覚を検査するブース
のうのうチェックアプリを使用した「のうKNOWチェック」のブース
視察風景健診の説明を受ける櫻田弘前市長
櫻田市長(左から)中路特任教授、櫻田弘前市長、健康未来イノベーションセンター三上達也教授
健診会場健診会場の様子