弘前大学大学院 地域社会研究科

地域産業研究講座(2年)昆 忠彦

ステップバイステップで課題の解決にアプローチ

地域産業研究講座(令和2年度入学)昆 忠彦

  私は、指定管理者制度の運用の最適化をとおして、持続可能な地域経営のあり方を研究しています。大学院(修士課程)では、新たな公共領域において市民参加の可能性を政治学や行政学の視座でとらえ論文にまとめました。

その後、地方では人口減少と少子高齢化が加速し、自治体の厳しい財政運営と公共施設の老朽化は、指定管理者施設においても急迫した課題となっています。指定管理者が担う公の施設とは、図書館や体育館、集会施設など、住民に最も身近な公共施設で、その存続は地域価値(住みやすさ)と密接不可分の関係にあります。

指定管理者施設の経営組織の継続性について検討しているとき、折しも本地域社会研究科の公開セミナーが八戸市で開催され、先生方の生の講義をとおして専門領域の研究内容に触れることができました。それを契機に1年間、科目履修生として受講いたしましたが、腰を据えて研究に取り組みたいという意欲が再び沸いてきました。

 昨春、入学の許可を得、1年目は、修了に必要な単位の修得に加え、地域づくりの支援活動や関係する学会への出席、さらには指導教授の勧めにより12月に青森市で行われた日本経営学会東北部会で「指定管理者組織の経営体の継続可能性」と題して報告させていただきました。ご出席された先生方のご指摘や先の活動から得た経験から、解決すべき課題が徐々に明確になってきました。

 2年目の今年は、事例研究をすすめる一方で、査読付き論文の応募や全国規模の学会発表に向けての準備に努め、最終的には理論と事例研究を融合させ、実際の現場で役立つモデルづくりの年にしたいと考えております。

 本研究科では幅広い分野の教授陣や多種多様なバックグラウンドを持った院生がおり、演習や研究発表会の議論をとおして、多くの発見や知識を得ることができます。現在は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ビデオ通話による遠隔授業が続けられていますが、積極的に指導を仰ぎながら、新たな提言をできるよう研究を前進させたいと考えております。

弘前大学大学院地域社会研究科 案内(PDF)

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