お知らせ
- 2021.03.30
- 「弘前大学出版会のブックデザイン展」が新聞(陸奥新報社)に掲載されました!
- 2021.03.30
- 「暗号技術を支える数学<第2版>」を刊行しました
- 2021.03.22
- 「弘前大学出版会のブックデザイン展」が新聞(東奥日報社)に掲載されました!
- 2021.03.22
- 「白神学入門〈2021〉」を刊行しました
- 2021.03.22
- 「弘大ブックレット No.14 人、人と育つ」を刊行しました

- 白神学入門〈2021〉
- <編集者イチオシ!>
白神山地はブナの森が広範囲に広がり、その中に多種多様な動植物が生息・自生する貴重な山域です。
1993年には、日本で初となるユネスコの世界自然遺産に登録されました。弘前大学においても、遺産地域から
車で1時間程度の立地条件を活かし、白神山地をフィールドとした調査研究活動が続けられてきました。
本書は、弘前大学で開講されている「青森の自然―白神学Ⅰ―」のテキストとして、白神山地をフィールドと
する研究者らが、さまざまな角度から白神山地の自然やくらしを紹介しています。地象・気象、植物、動物、
教育・文化などの多岐にわたる研究分野から構成されており、白神山地の魅力を広くわかりやすく発信しています。
講義受講生はもちろんのこと、白神山地について幅広い知識を得たいという方々に一読いただきたい書です。
(担当編集員:正木 卓)

- 暗号技術を支える数学
- <編集者イチオシ!>
暗号といえば、かつては外国に潜伏している諜報部員が自国との通信の際に用いるなど、一般人にはおよそ縁のないものでした。しかし、インターネットが普及し、老若男女が日常的にネットワークを通じて情報をやり取りしたり、家電などの身の回りの様々なモノがインターネットに接続されるようなってきた現在では、暗号はごく身近で、かつ、安全な生活を送るために必要不可欠な技術となっています。
本書はそういった暗号技術を支えている、整数論および代数学を中心とした数学について、この分野を学ぶ学生や製品開発に携わる技術者向けに書かれた教科書です。電子透かしを用いた著作権保護の仕組みなど、身近なトピックも扱われています。決して易しい内容とは言えませんが、長年、大学でこの分野の講義を受け持ってきた著者により分かりやすく解説されており、豊富な練習問題と、付録として本文で取り上げた技術を実現するC言語のプログラム例が掲載されていますので、独学でも十分、理解できるものと思われます。今後、暗号について学んでいこうと考えている皆さまには、ぜひ手にとってみてもらいたい一冊です。
(担当編集員:水田智史)