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令和2年度秋季学位記授与式告辞(令和2年9月30日)

学長告辞

 記録的な猛暑を記録した夏も終わり、朝夕の涼しい風とともに、秋の深まりが感じられる今日この頃になりました。未だ、新型コロナウイルス感染症の終息の目処がたたない中ではありますが、ここ弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールにおいて、令和2年度秋季学位記授与式を挙行できますことは、私たち弘前大学教職員にとっても大きな喜びであります。秋の卒業式は春の卒業式に比べると参列者も少なく、華やかさに欠けるかもしれませんが、皆さんに対する私たちの祝意の大きさが変わることはありません。
 本日、学部卒業生22名と、外国人留学生十五名含む大学院卒業生28名の皆さんを、社会に送り出すことができますこと、大変、嬉しく思っております。教職員一同を代表して、お祝いを申し上げます。ご卒業、誠におめでとうございます。また、これまで皆さんを支えてこられたご家族の皆様、そして学生の指導にあたりました先生方にも心よりお祝いと感謝を申し上げます。
 学部を卒業する皆さん。皆さんはそれぞれの学問分野の基礎を学び、「学士」の称号を得て、社会に旅立ちます。世界は広く、学問は深く、皆さんが大学で学んだことは、ほんの一部に過ぎませんが、本学における学びの成果を実感できる日が必ず来ると信じています。そして、常に学びの気持ちを忘れず、勇気を持って様々なことに挑戦を続けてください。
 次に、大学院修士または博士前期課程を修了した皆さん。皆さんは修士号を目指す勉学の過程で、学問とは何か、研究とは何か、ということをおぼろげにも理解したのではないでしょうか。皆さんが、これからどんな道を歩むにしても、人類の英知の結晶というべき学問を大学院でより深く学んだことは、皆さんの今後の人生に必ずや役立つと信じます。これからは、大学院で学んだことを活かしつつ、新しいことに挑戦し、豊かな人生を切り開いてください。
 最後に大学院博士後期課程または博士課程を修了し、博士号を授与された皆さん。博士号は学問の研究者として独り立ちできる証(あかし)です。これからどんな道を歩むにしても、博士号を持っているというプライドと同時に、学問に対する謙虚さを忘れず、常に研鑽を積み、自分の学問を武器として、これからの人生に立ち向かってください。
 さて、本日、卒業される皆さんに、弘前大学の学長としてお願いしたいことが1つあります。それは、他の大学ではなくこの弘前大学で学び、卒業したのだ、ということを自覚し、誇りとしていただきたいということです。皆さんの出身地は色々だと思います。青森県で生まれ育って、本学に入学した学生さんもいれば、他県や遠く海外から本学に入学し、勉学に励んだ学生さんもいると思います。在学中、皆さんは色々な経験をしたと思います。友人との出会い、先生との出会い、さらには学問や新しい表現との出会い。楽しかったこと、嬉しかったこと、あるいは苦しかったこと、悲しかったこと。そうした様々な思い出を大事にして、時には、弘前で過ごした青春時代に思いを馳せてください。
 明日から、皆さんは、それぞれが選んだ未来へと旅立っていきます。期待もあるでしょうし、不安もあるでしょう。是非、弘前大学の卒業生としての自信を胸に、勇気を持って自分の信じる道を一歩ずつ着実に歩んでいってください。
 結びに、皆さんの将来が希望に満ちた明るいものになることを祈念しまして、秋季学位記授与式の学長告辞と致します。本日はご卒業、誠におめでとうございます。

令和2年9月30日

弘前大学長  福田 眞作

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