新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応について

平成31年度大学院入学式告辞(平成31年4月5日)

平成31年度弘前大学大学院入学式

 津軽の地にも待望の春を迎える中、本日、ここ弘前大学創立五〇周年記念会館みちのくホールにおいて、大学院入学式を挙行できますことは、私たち弘前大学職員にとって大きな喜びとするところであります。
 まずもって、今年度大学院に入学された皆さんを心から歓迎するとともに、お祝いを申し上げます。皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの存在は弘前大学に新たな力をいただくことであり、その意味では、皆さんに感謝の意を表するものでもあります。
 今年、弘前大学は創立七〇周年を迎えますが、この間、地域の高等教育の需要に応える上で大きな役割を果たして来ました。就中、大学院教育においては、特に重要な役割を担っていると言って間違いありません。また、最近では、地方の人口減少対策における大学の役割に期待する声も聞かれます。弘前大学も、現在の第三期中期目標期間の基本として、地域活性化の中核的拠点を目指すことを明確にしており、地域の活性化に可能な限り寄与することを旨としてきました。しかし、社会状況の如何に関わらず、学問の価値は何時の世も不変であり、私たちは学問そのものの追究に第一義的価値を置くことが大前提であります。その上で、この地域において学術的活動が活発に行われることは地域の活性化につながり、さらには、学問の成果を社会に還元することを目指すのは重要です。
 加えて、我が国の発展のためには、地方の活力が不可欠であることは明白です。国の方針としても、地方の活性化が謳われていますが、必ずしも成果が感じられない中、弘前大学としては、学問の追究と人財の育成を通して、大学本来の役割を真摯に全うしていくことが、ますます重要であると強く思います。本学大学院の一部には、定員充足が難しい研究科もあるのは事実ですが、決して後退することなく、今後も大学院教育の充実を目指して努力を続けることが弘前大学の大きな使命です。それが故に皆さんの存在を頼もしく思い、皆さんの学問そのものの成果に大いに期待するものです。弘前大学大学院で学び研究を続けることに、大きな誇りと強い決意をもって取り組んでいただくよう願っています。そのことは、七〇年に及ぶ本学の歴史を受け継ぎ、さらなる発展につながることであると共に、それ自体が、この地域の活性化と我が国全体の発展に寄与することになるのは間違いありません。心から皆さんの健闘を祈ります。
 結びに、皆さんの大きな可能性に期待するとともに、弘前大学の大学院学生としての今後の日々を、皆さんが健康でかつ有意義に過ごされるよう祈念して、入学式の告辞といたします。

平成31年4月5日

弘前大学長  佐藤 敬

関連ページ

各種告辞
ページ上部へ戻る