弘前大学

平成27年度弘前大学総合文化祭「知の創造」 農学生命科学部公開講座「岩木川の水環境を学ぶ!」 開催のお知らせ

2015.09.25

1.日時:平成27年10月18日(日)13:30~15:30
2.場所:弘前大学農学生命科学部3階 302講義室
3.対象:一般、教職員、学生の方等どなたでも
     ※参加無料、事前申込み不要
4.受付:当日(302講義室前で行います。)
5.テーマ:「移動_細胞内での分子の移動、生態系での動物の移動」
   演題 「生物化学の基礎研究の面白さ」
   講師  農学生命科学部 教授 大町 鉄雄
   内容  工場で生産された多くの製品は、それらに付けられたバーコードや荷札により仕分けられ、トラックなどで各地の消費地(販売店)に輸送されます。
 細胞の中には、細胞質の他、核、ミトコンドリア、ペルオキシソームなど多くの細胞小器官が存在します。それぞれの細胞小器官は多くのタンパク質で構成され、正常に機能することで、細胞(生命)が維持されています。それでは、細胞質で合成されたタンパク質(酵素)はどのようにしてそれぞれの細胞小器官に運ばれるのでしょうか?冒頭に示した工場で生産された製品の輸送と似ているのです。これは生物化学の基礎研究から分かったことです。
   演題 「青森だからよく見える鳥の渡りと魚の回遊そして日々の生活」
   講師  農学生命科学部 准教授 東 信行
   内容  青森県は本州という島の北の端にあり、いろいろな生き物にとって特別な場所です。淡水魚では北限のものや南限(付近)のものが多数存在し、海産魚では日本海の暖流系や太平洋の寒流系の魚たちと、複数の環境の接点になっていることがわかります。また、渡り鳥にとっても重要な場所で、春に繁殖のために渡ってくるものに限らず、ここを通過するものは、ほとんどが青森の二つの半島を通ります。動物たちの視点から、青森の魅力とこれからのことを考えてみましょう。
   問い合わせ先: 弘前大学農学生命科学部地域連携推進室(事務・研究協力担当 藤江)
           TEL:0172-39-3756
           E-mail:jm3756@hirosaki-u.ac.jp
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