人文社会科学部
地域未来創生センター

地域未来創生センターは、地域の諸課題を将来的な視野に立って検討し、その解決方策を組織的に研究することや、地域の文化資源とその有効活用を組織的に調査・研究することをとおして、地域社会の発展に貢献することを目的としております。 また、地域にまなざしをむけた教育プログラムを開発することにより、地域に貢献できる人材育成にも取り組んでおります。社会貢献活動として、各種イベントによる地域との交流を継続的に行っております。
北日本考古学研究センター

北日本に広く分布する縄文遺跡群を中心とする埋蔵文化財の調査発掘・分析・保存等をはじめとして、この地域の考古学・文化財科学に関する教育・研究・社会貢献活動を行い、広く学界に貢献することを目的としています。過去の環境激変期を包括的に究明し、人類社会の未来を構想することや地域社会の活性化に寄与することを目指しています。展示室でのミニ博物館活動や先進的分析法を専門教育に活用することで領域横断型グローバル人材を育成し、文化財の保存処理等を通じて産学官連携による地域資源活用の活性化に取り組んでいます。
保健学研究科
地域保健医療教育研究センター

地域保健医療教育研究センターは、増加する高齢者のがん、生活習慣病とその慢性合併症、認知症などに対する医療・介護・福祉・保健分野など多職種での相互補完的な連携体制の構築や大学からの研究成果の社会還元、健康関連のイノベーション創出や人材育成の推進を目的に設立されました。保健学研究科のみならず地域・コミューンの活性化に繋がる内容に加えて、学部学生の参加を促し、早期からインタープロフェッショナルワークが可能となるような枠組みづくりや“地域における保健医療の課題解決”を目的とした活動を推進しています。人と人の交流や協力が重要な活動様式であるだけに新型コロナ感染症の流行に伴い制限される部分もありますが、そういった状況下で地域における多職種の連携体制をさぐるという新たなミッションを得て活動を続けています。
生体応答科学研究センター

生体応答科学研究センターの発足理念は、メンバーの横断的な連携により、領域の垣根を超えた研究の推進・向上を図ることを主眼とし、その上で地域貢献や教育の活性化に向けた研究成果を広く世界に向けて発信することです。当センターは、大学院保健学研究科の有志メンバーを中心に2008年に開設され、その後、被ばく医療総合研究所、看護学領域と総合リハビリテーション科学領域の教員も加わり、より領域横断的研究が強化され、さらにストックホルム大学、韓国原子力医学院、オタゴ大学などの研究者も加え、国際共同研究も広く行われています。現在に至るまで多くの研究業績を生み出し、研究活動を支える研究費の獲得を共同で進め、次代の弘前大学の研究活動を担う若手研究者を育成する国際会議および講演会も積極的に行っています。
理工学研究科
宇宙物理学研究センター

宇宙物理学および関連分野(天文学、素粒子論など)において、「マルチメッセンジャー重力波天文学」、「ブラックホールのような強重力場」および「ダークマター・ダークエネルギー」などの研究が急務となっています。宇宙物理学研究センターは、宇宙物理学分野の教員間の連携を更に高めて、上記の研究を推進させることを目指します。宇宙、そして自然科学に関する若い世代の興味を喚起する目的で、講演会等を開催することによって地域社会にも貢献します。
農学生命科学部
地域資源利活用研究センター

青森県内に賦存する様々な資源を探索、それらに機能性などの付加価値を見出し、研究成果を地域に還元・産業振興に活用するために、2014年度に農学生命科学部の教員が中心となって設立しました。 研究対象とする資源は水産物、農産物、畜産物これらの加工廃棄物、微生物などで、これまでに地元企業と共同して地域資源からの製品開発とそのブランド化に取り組んできました。弘前大学白神酵母を用いたりんご酢(カネショウ)・りんごシードル(Kimori、GARUTSU)・清酒(六花酒造、白神酒造)、だぶる黒茶(柏崎製菓)、白神乳酸菌の発酵液を活用したフェイシャルマスクと石鹸(ラビプレ)など様々な製品の開発に成功しています。