- 令和6年 年頭のご挨拶(令和6年1月4日)
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新年、明けましておめでとうございます。
昨年はコロナ禍の影響が残る中ではありましたが、キャンパス内外での教育・研究活動が継続され、地域・社会貢献そして医療関係においてもその歩みを⽌めることなく精⼒的に活動いただきました。構成員(学⽣を含む)の皆さんの理解と協⼒、そして地域の皆さんの多⼤なるご⽀援によって、想定以上の実績、成果を達成できたと感じています。まずは、すべての関係者の皆様⽅に対して、心より感謝を申し上げます。誠に、ありがとうございました。
特に、令和4年度に採択された⽂部科学省・国⽴研究開発法⼈科学技術振興機構(JST)による共創の場形成⽀援プログラム(COI-NEXT):「健康を基軸とした経済発展モデルと全世代アプローチでつくる well-being 地域社会共創拠点」事業を核として、国の⼤型プロジェクトである「地域中核・特⾊ある研究⼤学の振興事業」へ挑戦し、先に行われた施設の整備を⽀援する「地域中核・特⾊ある研究⼤学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」に採択されました。残念ながら研究⼒強化の取組を⽀援する「地域中核・特⾊ある研究⼤学強化促進事業」の⽅は不採択との通知を受けましたが、教職員の皆さんのなお⼀層の理解と協⼒のもと、大学全体の組織改⾰と研究⼒のさらなる強化を図る新たな展望を描き、研究⼤学群の仲間⼊りをかけて今年も挑戦する予定です。
世界中で起こる異常気象、多発する⾃然災害、そしてウクライナやパレスチナ・ガザ地区で続く深刻な紛争など、国内外の社会情勢はますます混迷を深めています。本学においても、エネルギー価格の⾼騰や物価⾼による経費の増加、⼈事院勧告への対応など、⼤学運営上の様々な課題が教育・研究活動の障壁になりつつあります。教職員の皆様⽅には、⼤学全体の視点にたって現状の課題を共有し、共に取り組んでいただきますようお願いいたします。
最後に、学⽣の皆さん、教職員の皆さん、そして地域の皆さんにとって新年が最良の年となるよう願っています。また、私⾃⾝にとっては学⻑2期⽬のスタートを切る年でもあり、弘前⼤学がさらなる⾶躍の年となるよう努⼒する決意を表明し、年頭の挨拶とさせていただきます。
令和6年1月4日
弘前大学長 福田 眞作