弘前大学

学長メッセージ

弘前大学長 福田眞作

弘前大学長 福田眞作からのメッセージ

弘前大学は、旧制弘前高等学校、青森師範学校や青森医学専門学校などが母体となって昭和24(1949)年に新制大学として創立され、70年を超える歴史を刻んでまいりました。国立の総合大学としては、名称に県名を冠しない大学の一つであり、また県庁所在地ではない都市名を冠する唯一の国立総合大学でもあります。これには戦争末期の青森(市)空襲という悲劇が深く関わっています。全焼した青森師範学校と青森医学専門学校の存続を願う関係者のご努力によって、空襲の被害を免れた弘前市への移転が実現し、新制弘前大学が誕生しました。このような歴史的な背景もあって、キャンパス内には本学誕生に関連する記念碑等が多数整備されており、夏の「弘前大学市民day」、秋の「総合文化祭」には一部の学内施設を含めて市民の皆さんにキャンパスを解放し、地域との絆を深めています。

弘前大学は、このように地域と共にある地方大学ですが、本学で育成される人材や地域の課題解決に向けた教育研究によって得られた成果は、決して地域限定というものではなく世界に通用するものであります。「世界に発信し、地域と共に創造する」というスローガンに本学の担うべき使命が謳われており、その使命を果たすべく教育研究、人材育成および社会貢献に資する改革を常に進めています。これからも全ての教職員が一体となって、地域と共に成長し続ける弘前大学を目指していきます。

弘前市は、歴史と伝統があり、文化の薫り高い街であり、本学を含めて5つの大学を擁する学園都市でもあります。また、レトロな建物、オシャレなお店や美味しいお店など、魅力的なスポットが多く、四季折々を彩る全国的なイベントが開催されます。縁があって本学に入学した学生さんが、この恵まれた環境下で自らを育み、やがて未来に向かって大きく羽ばたく社会人となることを強く願っています。

令和5年4月1日

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