弘前大学

SDGsに関する取り組み

メッセージ

持続可能な未来を足許から考え、具現化する

大量生産・大量消費から開発と環境との共存へと社会がパラダイムシフトする中、全世界が取り組むべき課題として設定されたのがSDGsです。しかし、ゴールが同じでも、そこに到る手段は一通りではありません。東日本大震災の後も日本は度重なる自然災害に襲われています。このような変動期にこそ、持続可能な未来を足許から考え、実践してゆくことが求められています。 ここでは本学におけるSDGsの取り組みを、教育、研究、環境の観点から紹介します。

理事(企画担当)・副学長 若林孝一


SDGsとは

 

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

教育

社会的・生態的な持続可能性を脅かしている様々な課題を克服するために、あらゆる領域において持続可能な社会の構築に取り組む「共創型教育(共に創る「共創の基本原理」)」への転換が求められています。
弘前大学では、国際社会共通の目標として掲げている「持続可能な開発目標SDGs」を教養教育の一つの柱とし、福祉(貧困・飢餓)・健康・教育・ジェンダー平等・グローバルヘルス・経済産業など、これらの学問分野の領域横断的・統合的な学びの実現を目指し、持続可能な社会創りの観点から理論および実践的な学びを探求します。

 

詳細は弘前大学教育情報HPをご覧ください。

研究

弘前大学では、環境・エネルギー・放射線、食・自然、健康寿命延伸、地域力向上、文化資源の活用を本学の重要なテーマと位置付け、組織的な研究活動を推進しています。
本学では日常の研究活動を通じて、持続可能な開発のための目標として定められたSDGs達成のため、様々な側面から取り組んでいます。


詳細は弘前大学シーズ集vol.1(弘前大学研究・イノベーション推進機構HP)をご覧ください。

環境

弘前大学では、学生及び教職員等により、多くの環境活動に取り組んでいます。そのなかには持続可能な開発目標「SDGs」への取り組みも数多く含まれており、環境報告書では、その活動に対応する17のアイコンをマーキングするなど、意識向上に努めています。また、「SDGs」を踏まえ、現在世界の大きな目標となっているカーボン・ニュートラルに関しても「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参画するなど、2050年までの脱炭素社会の実現に向け取り組んでいます。  


詳細は「国立大学法人弘前大学 環境報告書」をご覧ください。