弘前大学

令和5年度弘前大学同窓会「吉田基金」TOEIC賞 受賞者へ表彰状と副賞を授与

2024.01.16

2024(令和6)年1月12日(金)、弘前大学創立50周年記念会館にて、弘前大学同窓会「吉田基金」TOEIC賞受賞者への授与が行われました。弘前大学同窓会では、平成14年度より弘前大学の国際化教育の支援を目的として、TOEICの高得点者(990点満点中900点以上)を対象とし、審査の上で表彰状と副賞を授与しています。

本年度は、医学部医学科1年 稲村さんと、同学科1年 西迫さんが受賞することとなり、高谷 清孝 同窓会長から表彰状と副賞を授与後、受賞者に向けて祝辞が送られました。

稲村さんは「幼稚園の時にイマ―ジョンスクールに通い、外国人の先生と英語で接していました。高校生の時は海外の動画ニュースを見てリスニング力を磨き、また、英文のニュース記事と日本語のニュースを照らし合わせて勉強することで読解力を養いました。大学生になってからは『トレーニングTOEIC®test』というアプリを使って読解問題を解き続け、長文を即座に理解する力を身に付けました。目標とする医師像は、患者さんの意思を受け止め、身体的、精神的な苦しみに向き合うことができる医師です。将来、医師として外国人の患者さんを診察・治療する時に、患者さんから話を聞き、内容を正確に理解したうえで治療法を伝え、同意を得ることは不可欠だと思います。日本語と英語のニュアンスの違いを意識しながら、英語で適切に伝える練習を重ね、スピーキング力も養いたいと思います。今回の受賞を励みに、英語に加えて医学全般に力を入れ、目標とする医師になるために努力し続けたいと思います」とこれまでの勉強法や今後の抱負について話しました。

西迫さんは「外国語や外国の文化に興味を持ったのは中学生の頃です。高校では国際系の高校に通い、外国の文化や言葉を学びました。そこでの恩師が私に教えてくださった『外国語というものは母語(日本語)が基盤になっている。母語ができなくては、外国語ができるようにならない』という言葉が今でも心に残っています。その時に『言葉』を学ぶことの重要性を知り、学び続けていく決心をしました。私は、精神科の医師を志し、弘前大学に入学しました。精神科の患者さんは、自分の苦しみや辛い境遇を言葉にすることが難しいという方が多いと思います。私はその言葉をすくい取れるような医師になれたらいいな、と思っています。この度は名誉ある賞を授けていただきありがとうございました」と受賞の喜びを語りました。

挨拶する高谷同窓会長

表彰状と副賞が授与された

医学部医学科1年 稲村さん

医学部医学科1年 西迫さん

高谷同窓会長と受賞者

■ 「吉田基金」TOEIC賞について
過去の受賞者については、「弘前大学同窓会報」に掲載しております。
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