弘前大学

人文学部科目で「県知事の特別演習」が行われました

2017.02.13

平成29年2月9日(木),弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールで,三村申吾青森県知事をお招きした「知事とのチャレンジゼミナール」を開催しました。人文学部科目「経済学・法学コース特設講義(自治体政策研究)」が,講義の一環として特別演習を実施したものです。
当日のプログラムは以下の通りです。
1.知事のあいさつとプレゼンテーション
2.学生のプレゼンテーション&知事との意見交換
①「農家に目を向けた婚活政策」
②「Youは何しに県外へ ~青森県も魅力的だよ~」
③「若者の地元定着に向けた大学生へのアプローチ」
④「健康職場プロジェクトの可能性 ~知事が広めるアクションリスト~」
⑤「学生シェアハウスmaison D’ETRE
~あらゆるものを分かち合い,“つながり”と“自分らしさ”を取り戻す場所~」
3.知事による総括
まず三村知事から,県が行う挑戦的政策について講演がありました。特に印象的だったのが,近年県内の農林水産業が活性化し所得が伸びていること,そのための「しかけ」として,青森で収穫後1日以内に,全国と周辺国で販売可能な「物流体制」を開発したお話でした。これは,民間業者と協力して可能にしたものです。
続いて,学生が自分たちの提案を根拠となる調査や試行を示しながら発表しました。県の各政策担当者,三村知事の踏み込んだコメントを頂きました。知事は,ときに政策全体に目配りした大所高所から,ときに住民の顔のみえる生活実態からコメントされ,学生は他では得がたい経験をしました。
当該科目の目的の一つが,緻密で大きな議論のできる人材の育成です。これを機会に,学生が一回り成長することを望んでいます。