弘前大学

弘前大学ボランティアセンター「平成29年度第2回市民ボランティア講座~避難所設営・運営ノウハウを学ぶ~」を開催

 平成30年1月26日(金),弘前大学ボランティアセンターでは,平成28年に発生した熊本地震の際の避難所設営・運営のノウハウを学ぶとともに,避難所設営のための資材の組立てなどを予備体験することで,弘前市民に被災時のボランティア活動についてその実状と重要性を幅広く理解してもらい,ボランティア活動への積極的な参画を促すことを目的として,「平成29年度第2回市民ボランティア講座~避難所設営・運営ノウハウを学ぶ~」を開催しました。
 同講座では,講演に先立ち,同センター副センター長の 李 永俊 教授から開会の挨拶があり,続いて第一部として,公益財団法人熊本YMCAながみねファミリーセンター 館長 丸目 陽子 氏から「避難所ってどんなとこ?~大規模災害時における避難所の現状と課題~」と題した講演が行われました。
 講師からは,平成28年熊本地震を被災した際に熊本県益城町の指定管理施設として避難所を開設した経験から,避難所での活動における事例についてお話いただき,ネット社会ならではの問題,様々な専門機関との連携の重要性などについて,震災直後から現在まで課題が変化し続けながら存在している現状等について説明がありました。質疑応答では,市民や学生から,実際に震災を経験しないとわからない避難所運営の困難さについてなどの質問があり,丸目氏からは,実体験の説明を交えながら問題と解決策について回答がありました。
 続いて,第2部『避難所設営訓練・体験』として,学校法人弘前城東学園弘前医療福祉大学救急救命研究会による「救急救命講習」,NPO法人青森県防災士会 副代表理事/弘前支部長 工藤 廣道 氏による「避難所設営ゲーム」,そして講演講師の丸目氏による「段ボールベッド・仮設トイレ組立体験」の3つのブースが開設され,参加者は各ブースをまわり,実際に体を動かしたりゲームをしながら,災害時に有用な知識を楽しく学びました。最後に李 副センター長から全体の総括があり,被災時に備えて必要な情報を,継続して収集し訓練することの必要性について説明がありました。
 本講座には,学生・自治体職員・教職員・防災士など58名の参加があり,講演後の質疑応答が時間内に収まりきらないほどの盛り上がりを見せ,各ブースでは講師・参加者が一体となり終始にぎやかな雰囲気で進行しました。同時に各機関との連携交流の場としての役割も果たし,弘前市全体で今後の災害への備えについて,議論するきっかけとなりました。

開催の挨拶をする李副センター長
講演する丸目陽子氏
器具を使った救急救命講習
実際に救急救命を実践する参加者
避難所設営ゲームの様子
段ボールベッドを利用する参加者
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