弘前大学

公開講座「リンゴを科学する」開催のお知らせ

2015.12.08

 弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センターでは,平成11年度より津軽地域の市町村と共同でりんご生産者やりんご産業関係者,一般市民を対象にりんごに関する講座「リンゴを科学する」を開講しています。昨年までの5年間は弘前市との共催でしたが、今年からは新たに5年間の予定で平川市と共催いたします。
 地域のニーズをもとに、プログラムを編成した結果、今年は温暖化によって悪化が予想されるが、果実の価格に大きな影響を及ぼすリンゴの果皮着色のメカニズムについて青森県リンゴ研究所の初山品種開発部長に、近年、堆肥や有機物施用、微生物の効果などから注目され良質リンゴの生産に欠くことのできない土づくりについて土壌学が専門の本学青山教授に基調講演をいただきます。
 また、お昼には地元平川市の柏木農業高校のリンゴ農家もりあげ隊プロジェクトの報告も行っていただきます。
さらに、午後からは大学の若手教員、生産者、農協、平川市の代表が集まり、TPPの妥結を受けて対策が急がれるリンゴのブランド化についてパネルディスカッション形式で会場も巻き込み自由な意見交換を行う予定です。
各発表者にはポスター展示を行っていただき、一定時間その前に立っていただくことで市民と講演者が直に触れあい、素朴な質問でも周りを気にすることなく質問ができるよう工夫も施しております。
 「地域志向」大学を宣言している弘前大学が地域一番の産業「リンゴ」をテーマに市民の皆さんのために贈る、画期的な講座です。
■イベント概略
 日時:12月13日(日)9時50分~15時30分
 場所:平川市生涯学習センター
    (尾上総合支所となり)
 内容:基調講演・パネルディスカッション・ポスターセッション
 アクセス:駐車場あり
【問合せ先】
 弘前大学農学生命科学部附属
 生物共生教育研究センター藤崎農場
 〒038-3802青森県南津軽郡藤崎町藤崎字下袋7-1
 TEL:0172-75-3026 FAX:0172-75-5646
 E-mail:jm753026@cc.hirosaki-u.ac.jp