弘前大学

平成26年度「弘前大学表彰」表彰式を挙行

2014.06.03

本学では、教育研究活動、課外活動の振興、医療活動、教育研究支援活動、大学改革の推進、社会活動、職員の模範となるような活動等において顕著な功績があった本学職員・団体及び本学との産学連携、社会連携又は教育若しくは文化活動において顕著な功績があった学外の方を「弘前大学表彰」により表彰しています。
今回は、顕著な功績があると認められた8名の本学職員及び3つの学内の団体が「弘前大学表彰」により表彰されることとなり、6月2日(月)午前10時から事務局大会議室において表彰式が執り行われ、佐藤学長から表彰者に対し表彰状及び記念品が授与されました。
表彰者は次のとおりです。
【学内・個人】
○関 根 達 人
平成20年4月から人文学部亀ヶ岡文化研究センター長として、北東北北海道地域に分布する縄文遺跡群の調査研究保存伝承等の事業や専門研究等をとおして、当該分野において多大な学術的貢献を果たしたことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
○上 野 伸 哉
てんかんの病態解明と治療法の開発の分野において、モデル動物を用いて発症機構を解明し、発症以前に細胞レベルの異常を補正することにより発作・発症を抑制することを発見し、てんかん予防戦略の新たな展開に寄与したことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
○伊 藤 悦 朗
急性巨核芽球性白血病の新規原因遺伝子を発見し、本症の発生メカニズムの全容解明に大きく寄与した上、この白血病の前段階から発症までの進行過程の確認は世界初であり、本症の診断治療に大きく貢献することが期待されることが、本学における教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
○鷺 坂 将 伸
新規機能性分子集合体の開発と応用、そして分子設計の新しい概念の創出を行い、その研究業績により多くの競争的資金を獲得し、平成26年日本化学会コロイド及び界面化学部会科学奨励賞をはじめ多くの学会関連の賞を受賞したことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
○鳥 飼 宏 之
女子高校生を対象に体験学習事業を実施し、独立行政法人科学技術振興機構サイエンスパートナーシッププログラムとして採択される等、理工学部における女子学生に対するキャリア形成支援活動に貢献してきたことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
○原 田 竹 雄
リンゴのエチレン合成酵素に関わる遺伝子型を研究し、この対立遺伝子型の違いが果実成熟時のエチレン発生量を決定し、収穫前落果性の有無を規定していることを解明したことなどにより、平成25年度日本育種学会賞を受賞したことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
○比 留 間 潔
昆虫の脱皮変態が、「幼若ホルモン」と「エクダイソン」の2種類のホルモンにより引き起こされるメカニズムを解明したばかりでなく、発生生物学上の重要な新知見を多く発見したことにより、日本応用動物昆虫学会賞を受賞したことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
○小 林 一 也
プラナリアの同一種の中に、有性生殖しか行うことができない個体と無性生殖へも転換できる個体が存在することを実験によって示し、日本動物学会から2013年度論文賞及び藤井賞を受賞したことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
【学内・団体】
○緊急被ばく医療現職者研修実行委員会
平成22年度から、現職の看護職者及び診療放射線技師を対象に緊急被ばく医療に必要な知識とスキルに関する研修を実施し、本年3月には弘前大学出版会から「被ばく患者対応トレーニングマニュアル」を発刊したことが、教育研究等支援活動において顕著な功績であると認められたもの
○「地質の日」in弘前
一般市民に「地質」に関わる聴講や実験体験の場を提供し、小中学生の科学への興味を強め、理科離れの低減に貢献する等、科学教育及び地域発展において多大な貢献をしたことが、社会活動において顕著な功績であると認められたもの
○青森キャンパス事務部
青森キャンパスの開設において、新設である北日本新エネルギー研究所及び食料科学研究所における教育研究活動の円滑な運営において多大な貢献があったことが、教育研究等支援活動において顕著な功績であると認められたもの