弘前大学

平成30年度弘前大学ボランティアセンター活動報告会 ~相次ぐ災害から地域を守る~を開催

2019.03.18

弘前大学ボランティアセンターでは,平成31年3月10日(日)にヒロロ4階市民文化交流館ホールにて,平成30年度弘前大学ボランティアセンター活動報告会~相次ぐ災害から地域を守る~を,弘前市と共催で開催しました。
本センターは東日本大震災を契機に設立され,震災直後から被災地支援交流活動を弘前市,弘前市民と協働で行ってきました。また,平成30年度は全国各地で発生した災害支援金募金活動や現地視察・災害ボランティア活動の実施や,子ども達への学習支援,除雪ボランティア,子ども食堂に係る取組など様々な活動を実施してきました。本報告会では,平成30年度に実施した1年間の活動を弘前市民と共にふりかえり,新しい年度に向けて事業の見直しを行うことを目的として実施しました。
本報告会は2部構成で開催され,第1部として,本年度の本センターの活動に参加した市民ボランティア及び学生ボランティアから代表して6名が活動報告を行いました。北海道胆振東部地震支援金募金活動報告を行った農学生命科学部1年 武藤 春香さんからは,募金活動を行うことで,すぐに風化してしまう災害の記憶や被災地についての思いをつなぎとめることができ,継続した実施が必要である旨の報告がありました。また,弘前医療福祉大学短期大学部救急救命研究会からは,救急救命の処置法が市民全体に広がることで一時救命措置の成功率が高まり,弘前市全体で緊急時の生存率が高まることなどについて報告がありました。
第2部としては,本センターの李 永俊 副センター長の進行のもと,地域社会のニーズや今後の本センターにおける活動の方向性について,市民の皆様との意見交換会を実施しました。市民や学生からは,学生ボランティア数の減少に対して対策が必要である事や,センターと行政等との役割分担が必要であることなどについて意見がありました。
本講座には,市民ボランティア,行政関係者,本学教職員・学生など全体で35名の方々にご参加いただきました。本報告会でいただいたご意見などについて,しっかりとフィードバックしていけるよう,ボランティアセンターでは来年度も地域の課題解決に向けた活動を展開して参ります。
【弘前大学ボランティアセンターHP:http://huvc.net/

活動報告する武藤春香さん
救急救命研究会からの活動報告
全体意見交換会の様子
全体意見交換会の様子