弘前大学

学生特別支援室「介助技術体験セミナー」を開催

2019.10.04

学生特別支援室は、令和元年9月25日(水)、文京町キャンパスにおいて介助技術体験セミナーを開催しました。このセミナーは、実体験をとおして視覚障害者と車椅子利用者への移動介助技術を習得することを目的に開催され、学生・教職員合わせ15名が参加しました。
第一部「視覚障害者に対する歩行誘導等の実際」では、養護盲老人ホーム津軽ひかり荘より生活相談員の齋藤隆一氏と木原瞳氏を講師にお迎えし、視覚障害者と接する際のポイントなどをお話しいただいた後に、参加者がペアになり、階段やスロープ、屋外の点字ブロックなどでの歩行誘導を体験しました。
第二部「車椅子の操作と移動介助の実際」では、保健学研究科の石川玲教授と髙橋純平助教を講師に、車椅子の基本構造と操作方法を学んだ後に、キャンパス内の段差や坂道での移動介助を体験しました。
今回のセミナーにおいて各講師からは、「介助技術を実践するにあたって重要なことは、まず被介助者の安全と意思の尊重であり、思いやりの言葉がけが非常に大切である。」ことが伝えられました。
参加者からは、「視覚障害を疑似体験したことで介助者の重要性が実感できた。」、「相手の立場に立った支援を心がけようと思う。」、「機会があれば、今回学んだ技術を実践してみたい。」などの感想があり、大変貴重な体験になりました。
構内で歩行誘導体験をする参加者ら構内で歩行誘導体験をする参加者ら
車椅子の操作と移動介助体験
車椅子の操作と移動介助体験