新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応について

学長メッセージ -保護者の皆様へ-

 新年度が始まり早くも4ヶ月が経ちましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で学生生活が一変してしまい、保護者の皆様にも大変ご心配をおかけしていることと存じます。

 前期の授業については、5月から初めての取り組みとなる遠隔授業を全面的に実施しており、大学は学生寮及び留学生寄宿寮における Wi-Fi 設備の整備やパソコンの貸出などを行うとともに、授業の実施方法などについての学生アンケートを踏まえ、可能な限りのサポートに取り組んでまいりました。

 心配された弘前地域での感染者の発生が見られないことから、今後の授業については、感染症対策としてのいわゆる 3 密を避けつつ、8 月7 日の夏季集中講義から原則として対面で行う予定としています。また、各講義室周辺には手指消毒用アルコールを準備し、体育館には手洗い場や換気装置を設置するなどの感染対策を施し、授業が行えるようにしていきます。一方で、感染拡大した場合に備え、遠隔授業への対応も備えてまいります。

 学生への経済支援については、国の高等教育の修学支援新制度(給付奨学金及び授業料免除)や貸与奨学金の、コロナ禍の影響による追加手続きを進めるとともに、特に「学びの継続」のための学生支援緊急給付金制度(10万円又は20万円給付)を全学生にできるだけわかりやすく周知した結果、弘前大学では多数の学生が受けとることができました。

 大学独自の支援としましては、前期授業料の引き落とし期日の延期、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で家計が急変した学生への授業料免除を行うとともに、弘前大学生活支援奨学金の対象学生を拡げ、これまでの1回限り上限10万円の制限を撤廃し、経済的困難を理由に修学を断念することがないよう上限なく支援を行うことに加え、卒業後の返還も可能としました。さらに学生アンケートの声を踏まえて、授業の資料印刷費などに充当できるよう、全学生に6、500円の給付を行っております。

 また、学生の食生活における栄養面での支援を目的として、食堂において「100円夕食」を実施しています。利用した学生からは「栄養バランスが心配だったので良かった」「安くて助かる」の他に「友人と会う機会にもなって良かった」といった声も聞こえました。当初、1日200食限定で始めましたが、大変好評であったことからその後300食に増やして実施しております。

 この他にも、学生が弘前市内の飲食店で使用できる「プレミアム食事券」を発行しました。額面5、000円の食事券を学生は2、000円で購入でき、市内の飲食店の店内やテイクアウトで使用できます。学生支援のみならず、新型コロナウイルス感染症拡大に苦しむ地元の飲食業界を元気づけることも狙いとしたもので、全国でも珍しい取り組みだと思います。これらの支援事業は、本学だけでは実施できない取り組みで、商工会議所・県・市のご協力のほか、全国の卒業生や関係者、地域の方々、保護者の皆様、大学教職員等から寄せられた寄附金が事業資金の一部となっております。

 新型コロナウイルス感染症拡大防止と充実した大学生活の両立を図ることは容易なことではありませんが、大学では様々な機会を通じて学生の皆さんがどのようなことを希望しているのか、何に困っているのかを把握しながら、学生の皆さんの健康の維持、適切な授業の実施、安心した学生生活を目指していきたいと考えておりますので、保護者の皆様のご理解とご協力を引き続きお願いいたします。


令和2年8月3日
弘前大学長  福田 眞作

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