教育学部 冨田晃 准教授が執筆した 『ルソーと人食い ― 近代の「虚構」を考える』が出版されました
2024.11.11
出版
弘前大学教育学部(美術教育)の冨田 晃 准教授が執筆した 『ルソーと人食い―近代の「虚構」を考える』が出版されました。
【冨田准教授からのコメント】
ルソーの教育思想の形成過程と日本における受容史を分析した。「民主主義」「自由」などの概念によって、現代に大きな影響を与えた18世紀フランスの哲学者ジャン゠ジャック・ルソー(1712-78)。古代ギリシャから伝えられてきた東方の「人食い人種」。コロンブスは、カリブ海に「一つ目の人食い人種」が住むという。ルソーは、同じ人たちを、言語も社会ももたない「未開人」とし、その姿を「子ども」に重ねた。本書は、カリブの「人食い人種」と、ルソーの「子どもの発見」という近代によって生み出され、近代というものを形づくってきた二つの「虚構」に注目し、それらの発生と定着の過程、そして、両者の関係を明らかにすることにより、近代という時代に潜む暴力の本質を示そうとしている。
書籍情報
『ルソーと人食い ― 近代の「虚構」を考える』(発行:共和国)
著者:冨田 晃
定価:3,200 円+税
発売日:2024.10.8
四六判 縦188mm 横130mm 厚さ18mm 重さ 400g 328ページ 上製
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907986278
『ルソーと人食い ― 近代の「虚構」を考える』(発行:共和国)
著者:冨田 晃
定価:3,200 円+税
発売日:2024.10.8
四六判 縦188mm 横130mm 厚さ18mm 重さ 400g 328ページ 上製
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907986278