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平成28年度秋季学位記授与式告辞(平成28年9月30日)

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 秋色まさにたけなわの中、本日、ここ弘前大学大学会館大集会室において平成二八年度秋季学位記授与式を挙行できますことは、私たち弘前大学職員にとって大きな喜びとするところです。本日、学位記授与の対象となられた皆さんの中には、秋季入学、大学院修業年限短縮や長期履修、その他さまざまな状況の方々が含まれると推察しますが、皆さんがそれぞれの状況の中で努力されてきたことが今日の学位記授与に結実したことは間違いありません。皆さんのこれまでの努力を称えるとともに、本日、学位を取得し本学を卒業される皆さんに心からお祝いを申し上げます。皆さん、誠におめでとうございます。
 さて、私たちを取り巻く現状が、自然や経済、政治などすべての面において大きく変動しつつあることを感じざるを得ない今日にあって、皆さんには、地域はもちろん、我が国、ひいては国際社会のリーダーとして未来を力強く担い、切り開いていただかなければなりません。特に最近の大規模自然災害、そして世界各地で発生しているテロや紛争などは、これまでの歴史や経験を凌駕するもののように思えてなりません。また、人口減少などに伴って、特に地方社会は力を失っていくことが危惧されています。しかしながら、何時の世も人類は不確実な時間の流れを生きてきたのも事実だと思います。私たち個々の営みは極めて限定的ではありますが、その積み重ねが歴史をかたち創ってきたことも間違いありません。したがって、今後、皆さんは社会が直面するさまざまな課題の解決に果敢に挑戦するリーダーとなる気概を持って欲しいと願っています。
 こう思う時、まさしく人生は学びの継続であると言わざるを得ません。皆さんがこれまで学んできたことは、一生を通して学ぶための助走のようなものだったと言っても過言ではないと思います。これまでの学びが役に立たないということではなく、私たちは日々新たな課題に直面しなければならないからです。これまでの学びの成果を活かし、そして時には大いに創造性を発揮しながら、かつ新たな経験を次への糧にして、やがて社会をリードする人になって下さるよう、激励を送ります。
 言うまでもなく、高等教育の役割は教育研究と人材育成を通して社会に貢献することにあります。本日ご出席の皆さんの多くは、今後の活躍の場は既に決まっていることと思いますが、皆さんの今後の進む道が如何なるものであっても、高等教育機関としての弘前大学の役割は、今後の皆さんのお仕事を通して全うされるものです。そのためにも、皆さんのご健勝とご多幸を心からお祈りして告辞と致します。

平成28年9月30日

弘前大学長  佐藤 敬

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