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平成26年度大学院入学式告辞(平成26年4月8日)

平成26年度大学院入学式告辞(平成26年4月8日)

 長く厳しかった冬がようやく去って、津軽の地にも待望の春を迎えることができました。そして本日、ここ弘前大学創立五十周年記念会館みちのくホールにおいて、平成二十六年度の入学式を挙行し、本学大学院に新たな仲間をむかえられたことは、私たちにとって大きな喜びとするところであります。弘前大学の学生・教職員を代表して、皆さんに心から歓迎の意を表し、お祝いを申し上げます。皆さん、ご入学おめでとうございます。大学もしくは大学院修士課程を修了した後、あるいは、社会人としての経験を積まれた後に、さらなる学問を追究するという皆さんの決意に心からの敬意と激励を送るものですが、引き続き学問を続けられる幸福は多くの人が享受できるものでもありません。是非、そのことを思い起こしていただくようお願い致します。

 また、本日をもって本学大学院に入学される皆さんのうち、海外からの留学生の方々に特に申し上げます。留学生の皆さんを心から歓迎するとともに、本学大学院に進学して下さったことに感謝します。高等教育の大きな特徴の一つは多様性であり、大学院においては特に、新たな成果を求めて多様な教育研究活動が展開されます。留学生の皆さんが加わっていただくことは、弘前大学キャンパスに一層の多様性を加えて下さるものと大いに期待しています。

 少子化が進行し、大学進学率も飽和の傾向にあることを理由に、我が国の大学の未来に関しては危機意識もあるようです。一方で、学問が進歩するにつれ、大学院における教育研究の役割がますます大きくなっているのも事実です。地方の総合大学として、弘前大学の重要な役割の一つは充実した大学院の教育研究を推進していくことであり、その比重は徐々に大きくなっていかなければならないと思います。皆さんが本学大学院で学問を発展させ、やがてその成果を社会に役立てていくことによって、弘前大学の役割も全うされ、本学の発展にもつながることと信じます。もちろん、学問の目的は第一義的には自らを鍛え育むことですが、学問の成果をもって社会に貢献してこそ、本当の成果と言えると思います。是非、皆さんの今後の大学院における学問が直接・間接に社会貢献につながることを意識して励んでいただきますようお願い致します。

 終わりに、我が国の、そして世界のリーダーとして、社会の未来を担うべき皆さんの大きな可能性に期待するとともに、弘前大学の大学院生としての皆さんの今後の日々が充実したものとなるよう祈念して、入学式の告辞といたします。

平成26年 4月 8日
弘前大学長 佐藤 敬

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