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令和元年度大学院学位記授与式告辞(令和2年3月23日)

学長告辞

 例年になく穏やかに終始した冬も去って、本格的な春を迎える中、本日、ここ弘前大学50周年記念会館みちのくホールにおいて、令和元年度の大学院学位記授与式を挙行するにあたって、一言告辞を述べさせていただきます。まずもって、本日大学院を修了し、学位を取得された皆さんに心よりお祝いを申し上げます。皆さん、誠におめでとうございます。
 弘前大学は青森県唯一の国立総合大学として、大学院教育に力を入れることが大きな使命の一つです。現状では大学院学生定員の充足に多少の困難を伴っていることは残念ではありますが、それが故にも、弘前大学の使命の一端を担っていただいた皆さんに敬意と感謝を表します。現在の社会状況の中では大学院進学の意義を疑問視する声も聞かれますが、学問は本来、それ自体が目的であって、社会が望む学問の成果を目指すのが大前提ではないはずです。皆さんが弘前大学大学院で学ばれたことは、必ずしも直接的でないにしても、今後のキャリアの中で活かされないことなど決してありません。これまで学んで来られたことに自身と誇りをもって、今後大いに活躍されることを強く願っています。
 新しい感染症を巡る現在の状況から、今年度の学位記授与式は簡略に実施することになりました。そうであればなおのこと、この日を大切に記憶し、新たな活躍への決意を明確にする機会としていただきたいと思います。
 本日修了される皆さんの中には外国からの留学生も居られます。異国での学問には少なからず困難を伴ったかと推察しますが、今となってはそのような経験も皆さんの財産になったのは間違いありません。心から皆さんの努力を称えるものです。
 本日修了の日を迎えられたのは皆さんの努力の結果であることは間違いありませんが、ご家族をはじめ、多くの方々の支援があったことを忘れないでいただきたいと思います。また、皆さんの今後の活躍のためには、皆さん自身を大切にしていただくことが必要です。その中には、今後より一層研鑽を積まれることが含まれます。そして最後に皆さんの、今後のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げ、告辞と致します。

令和2年3月23日

弘前大学長  佐藤 敬

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