弘前大学

令和7年度「弘前大学表彰」表彰式を挙行しました

2025.06.12

弘前大学では、教育研究活動、課外活動の振興、医療活動、教育研究支援活動、大学改革の推進、社会活動、職員の模範となるような活動等において顕著な功績があった本学職員・団体及び本学との産学連携、社会連携又は教育若しくは文化活動において顕著な功績があった学外の方を「弘前大学表彰」により表彰しています。

今回は、顕著な功績があると認められた5名の本学職員、1の学内の団体及び1名の学外の方が「弘前大学表彰」により表彰されることとなり、6月2日(月)、創立50周年記念会館岩木ホールにおいて表彰式が執り行われ、福田学長から表彰者に表彰状が授与されました。

令和7年度弘前大学表彰
福田学長

令和7年度 弘前大学表彰 表彰者(学内:個人または団体)

【個人】上條 信彦(人文社会科学部 教授)
「災害考古学」を提唱する北欧・日本共同プロジェクト「CALDERA」の立ち上げに参画し、地球上史上最大の破局噴火「鬼界アカホヤ噴火」を生き残った人々が、破滅的災害にどのように適応してきたかを明らかにする研究により、世界の最高権威の考古学学術誌『Antiquity』が定める「ベン・カーレン賞」を2024年に受賞(日本人初)されたことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
【個人】出 佳奈子(教育学部 准教授)
子どもを中心とする多くの市民を対象に、芸術に触れる機会を増やし、地域の芸術活動の活性化に貢献することを目的とするアートプロジェクト「アートワールドひろさき」を立ち上げ、令和6年度においては通算50回にも及ぶワークショップを開催し、市内の芸術享受の機会の創出と提供を行い、地域市民のアートへの関心・理解の向上へ多大な貢献をしたことが、教育研究活動及び社会活動において顕著な功績であると認められたもの
【個人】藤井 祥(農学生命科学部 助教)
植物細胞内で光合成を行う葉緑体の分化に関する研究を通じて学部学生や大学院生の研究指導を進め、チラコイド膜の膜脂質がクロロフィル合成や光合成遺伝子の発現制御に関与することを解明したことで、植物の葉緑体分化の制御メカニズムの理解に大きく貢献し、東北植物学会における奨励賞を受賞、外部資金獲得、学生を筆頭著者として学会発表を行うなど優れた業績を収めたことが、教育研究活動において顕著な功績であると認められたもの
【団体】青森県・弘前大学医学部附属病院 脳卒中・心臓病等総合支援センター
「青森県・弘前大学医学部附属病院 脳卒中・心臓病等総合支援センター」は、厚生労働省のモデル事業として令和5年8月1日に開設され、循環器病の患者・家族からの相談支援、循環器病の疾患啓発、医療従事者間の連携強化を活動の柱とし、県や関係機関と連携しながら、地域住民への公開講座や、医療機関やかかりつけ医を対象とした研修・勉強会の開催、関連する全国規模の学術集会のシンポジウムにおける発表など、多岐にわたる活動を精力的に展開し、県内外から高い評価を受けていることが、医療活動及び社会活動において顕著な功績であると認められたもの
【個人】花田 耕(研究推進部研究推進課 課長)
令和6年度の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の申請にあたり、事務方の中心として、学長のリーダーシップのもと関係役員等が進める様々な検討や意思決定を強力に支援し、研究IRの実施や、関係者の意見調整、申請に係る進捗管理、検討結果を踏まえた申請書やヒアリング資料の作成等、高いレベルで教職協働を実現し、当該事業の採択に大きく貢献されたことが、大学改革の推進において顕著な功績であると認められたもの
【個人】船木 有沙(研究推進部研究推進課 係員)
令和6年10月に開催された東北ミックスダブルスカーリング選手権大会に青森県代表選手として優勝し、令和7年4月には日本カーリング協会が募集する強化指定チームへ推薦されるなど、本県のトップ選手としてカーリング選手の模範となる活躍をしており、また、弘大カーリング部員や小学生に対する指導を通じて競技の普及と後進の育成に尽力するなど、カーリングスポーツの振興へ多大な貢献をしていることが顕著な功績であると認められたもの

令和7年度 弘前大学表彰 表彰者(学外:個人)

【個人】阿部 隆夫
弘前大学創立80周年記念先行事業として、本学学生をパラオ共和国に派遣する「教養教育海外派遣プロジェクト」を実施するにあたり、派遣学生の安全確保と現地関係機関との訪問調整を務めるとともに、先遣隊及び学生派遣時に同行し、現地での安全確保と現地関係者と懇談会を設定するなど、本事業に対し多大な貢献を果たしたことが、本学の教育活動及び文化活動において顕著な功績であると認められたもの