弘前大学出版会は、令和5年1月から令和6年12月までに同会から刊行された作品の中から、最も優れた作品を選定し、「第16回弘前大学出版会賞」として表彰しました。今回は、弘前大学理事(特命担当)佐野輝男氏の著書『最小の病原-ウイロイド』が選ばれました。
『最小の病原-ウイロイド』は、ウイロイド研究の第一人者である著者が長年取り組んできた研究の集大成であり、2024年時点でのウイロイドとウイロイド学の全貌を描いています。専門書でありながらも、学部生向けの入門書としても利用できるよう配慮された一冊です。
2025(令和7)年6月30日、附属図書館において表彰式が執り行われ、福田 眞作学長をはじめ、関係者が出席しました。受賞者には、柏木 明子編集長から表彰状が贈られました。
平成16年に学内組織として設立された弘前大学出版会は、教員の研究成果、一般教養書、教科書に加え、近年は地域の特色や文化の紹介にも積極的に取り組み、活発な出版活動を行っています。令和7年3月末時点での累計出版数は332点となり、さらなる事業の普及・振興に努めています。