医学部附属病院の皆川 智子助教が「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」第19回受賞者として選出されました
2026.08.19
受賞・表彰
弘前大学医学部附属病院 検査部の皆川 智子 助教が、2026(令和8)年7月24日、「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」の第19回受賞者として選出されました。
本賞は、自然科学分野で世界をリードするイノベーティブな研究に従事する国内の女性研究者を継続支援することにより、将来指導的な立場を目指す女性研究者の育成に貢献することを目的としたものです。今回は皆川助教を含む10名が受賞者として選出されました。
皆川助教は、「生物学的製剤で治療中の乾癬患者においてparadoxicalな反応を示すバイオマーカーの探索」という研究課題で受賞しました。この研究課題は、生物学的製剤投与に伴うTh1/Th17/Th2バランスの変化について、血中サイトカイン測定およびフローサイトメトリー解析を用いて評価・検証することを目的としています。近年、生物学的製剤の普及により乾癬治療は飛躍的に進歩しましたが、その一方で予期せぬ免疫反応が新たな臨床課題として顕在化しています。本研究は、臨床検査医学・皮膚科学・免疫学を横断する学際的アプローチにより、個別化医療の推進および治療安全性の向上に寄与することを目指すものです。
今回の受賞にあたり、皆川助教は「本研究の遂行にあたり、富田検査部長をはじめ検査部の皆様、皮膚科専門医更新のため診療継続をご承認くださった赤坂教授をはじめ皮膚科学講座の皆様、共同研究者である小児科 工藤 耕准教授、医学部附属病院臨床研究推進センター 中川 潤一講師、そして多くの皆様より多大なるご支援を賜り、心より深く感謝申し上げます」と感謝の言葉を述べました。
また、「2016年6月より、青森県医師会男女共同参画委員会委員として、若林 孝一前委員長のご指導のもと、青森県医師会・弘前大学医学部男女共同参画セミナーを開催し、受賞前日の7月23日には副委員長に選出いただきました。内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書(令和8年版)』によると日本における女性研究者の割合は依然として約19%にとどまります。弘前大学男女共同参画推進室の室員も務めておりますが、本学も研究機関の意思決定層における女性比率も十分とは言えない状況にあります。本受賞を励みとして、地域医療および学術の発展に貢献するとともに、本院の産業医として心理的安全性を確保した研究環境の整備、ならびに次世代研究者の育成支援にも尽力してまいります」と語りました。



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