弘前大学

「第12回学生相談を考える会」を開催

2017.02.27

平成29年2月17日(金),学生相談に携わる学内外の教職員を対象にした「第12回学生相談を考える会」を開催しました。同会は多様化・複雑化する学生相談に適切に対応し,学生への支援体制を充実させようと平成20年度から開催しており,今回で12回目となります。県内からの大学関係者を含め約50人が参加しました。
今回は,本学の学生特別支援室 石川 玲 室長(保健学研究科 教授)から,『「障害者への不当な差別的取扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」について-本学の事例と課題-』と題した情報提供がありました。
その後の質疑応答で,障害等があることにより,社会的障壁に本人のモチベーションが下がり過ぎないように,早く支援を受けて単位修得へと気持ちを向けさせることが大事であるとの話題提供があり,関連して石川室長からは早く支援に結びつけるための方策が大きな課題となっている旨の説明がありました。その後,学外研修・実習における受け入れ施設の確保や合理的配慮等についての調整に関する活発な意見交換があり,非常に有意義な機会となりました。