弘前大学

「第8回学生相談を考える会」を開催しました

2013.10.04

9月24日(火)、学生相談に携わる学内外の教職員を対象にした「第8回学生相談を考える会」を開催しました。同会は多様化・複雑化する学生相談に適切に対応し、学生の支援体制を充実させようと平成20年度から開催しており、今回で8回目の開催となりました。
今回の考える会では、教育学部教授であり、弘前大学附属特別支援学校長でもある松本敏治先生から「発達障害について」の情報提供の後、本学の学生や卒業生等で発達障害と診断された当事者が松本先生の質問に答える形での発表がありました。
当事者からは、「ひらがなは1歳位で読め、4歳頃までにはカタカナも読み書きできた」、「数字にこだわりがあり、小学校等の同級生の生年月日を今でも全て覚えている」、「地図帳が好きで地名を覚えるのが得意だった」などの没頭する特性の一方で、学生生活では「レポートを書くのが困難」、「長い文章は理解しにくい」、「集中力が持続しない」などの特性も持ち合わせており、なんでも相談等の窓口は知っているが、実際には相談しにくいなどの意見が出されました。
近隣の秋田大学、北里大学、八戸工業大学など5校の参加者を含め約60人の教職員が参加し、「発達障害」学生に対する認知を深め、その対応方法等を探りました。

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