弘前大学農学生命科学部は去る12月21日(木)、弘前大学総合教育棟にて「2017年度海外研修入門成果発表会」を開催しました。新科目「海外研修入門」受講生のうち、中国、アメリカ、タイへ訪問した学生24名が、訪問先別に計3題の報告をしました。学生、教職員併せて約250名の聴衆を前に、訪問先の最新の農業及びその関連産業の状況、大学等研究機関との交流の様子などが示され、活発な質疑が行われました。
農学生命科学部では、2016年度から始まった新カリキュラムの中で、2年生を対象に「海外研修入門」を開講しています。今年度、初めてこの科目が開講されました。この科目は、「農学生命科学部における各専門に関する国際的知識を涵養することで農学系のグローバル人材を養成することを目的」とし、国際園芸農学科では必修科目、他学科においては選択必修科目ないしは選択科目に位置づけられています。
具体的には、1週間程度の日程で海外に滞在し、現地の農業やその関連産業の現場の視察、大学等研究機関へ訪問、研究者や学生との交流等に加えて、渡航前後には渡航のための準備と現地で学んだことを振り返るための演習を行い、最後に現地での研修成果をプレゼンテーションするというものです。