弘前大学

弘前大学教育学部附属四校園「合同公開研究会」を開催

2023.11.17

弘前大学教育学部附属四校園において、令和5年11月2日(木)に「自ら考え 自律的に行動する子の育成」を全体研究テーマに掲げ、本学教育学部附属小学校並びに附属中学校を会場として開催しました。

この公開研究会は従前、附属幼稚園・附属小学校・附属中学校・附属特別支援学校毎に開催し各校園で開催日を設定、関係者を招待して実施していましたが、令和3年度から四校園合同でのスタイルで開催しており、今年で3回目となっています。

今年度も社会、外国語活動・英語、体育・保健体育の各教科の公開授業や研究協議会、特別支援協議、課題研究及び講演会を、対面とライブ配信で行うハイブリッド型で実施しました。

公開授業や研究協議会では、指導助言者及び協同研究者によるアドバイスや講評が述べられ、参加者等がメモを取るなどの活発な会場となりました。課題研究では、幼少接続、特別支援学校と小学校との学校間を繋ぐ課題、並びにインクルーシブ教育を通常学級でどう行うかを幼稚園、小学校及び中学校との合同で検討されたことや、Google for schoolを使った研修も好評でした。

また、元武蔵大学人文学部教授で一般社団夫人ジェイス代表理事 武田 信子 先生を講師に招き、『子の学びを邪魔する育て方・しない育て方』をテーマとした講演会を実施し、「子どもの権利」や「マルトリートメント」などをキーワードに、海外での経験を踏まえながら日本の学校教育との比較をするなど、今後の参加者の活動におけるヒントとなる内容でした。

参加者からは「オンラインでのハイブリッド式での開催は大変助かります。今回は他の業務の都合で残念ながら午前中の授業等を見ることができませんでしたが、今後もこのような学ぶ機会をいただければ有り難いです。内容も充実しており、感銘を受けました」と開催方法への感想や「附属四校園が同じ方向を向いて実践を重ねているというのは素晴らしいと思います。ただ、研究会となると情報や内容が盛りだくさんになってしまうことから、もう少し整理されると(参加者としては)ありがたいです」など次年度以降への期待などの感想もいただき、大変有意義な公開研究会となりました。

「社会:授業」の様子

「外国語活動・英語:授業」の様子

「体育・保健体育:授業」の様子

「特別支援協議会」の様子

「講演会」の様子