弘前大学

道に迷った高齢女性を保護し、弘前警察署から感謝状を授与された本学学生が学長報告

2024.02.21

弘前大学人文社会科学部4年の春藤 唯さん、髙杉 胡桃さん、上野山 響さんの3人が道に迷った高齢女性を保護したとして、2024(令和6)年1月25日(木)に弘前警察署から感謝状を授与され、そのことについて2月15日(木)に学長報告を行いました。

3人は1月12日(金)の夜、弘前市内の道路を歩いていた時、前方から歩いてきた女性に「家が分からなくなった」と声をかけられました。当時は雪が降り冷え込んでいましたが、その女性が薄着であったため、春藤さんは自身が着ていたコートとマフラーを貸し、髙杉さんが女性の手をとりながら話を聞きました。その場で春藤さんと上野山さんが110番。警察の到着を待つ約30分間、吹雪をよけるため上野山さんが自身のコートを使い、全員で女性を包み込むように取り囲みました。その後、女性は到着した警察車両に乗り、無事自宅へ送り届けられたそうです。

報告の際、福田学長からは「これからも困っている人を見かけたら手を差し伸べることのできる社会人になってほしい」とのお話がありました。

3人は人文社会科学部 文化創生課程文化資源学コースに所属。春藤さんは「3人でいたから助けることが出来た。今後も困っている人がいたら助けられるような社会人になりたい」、髙杉さんは「今回の件をきっかけに“すぐ動く”ことは大事だと感じた。今後もこのような場面に遭遇したら、早め早めに動こうと思う」と話しました。上野山さんは「(吹雪をよけるために)身長が高いのが役に立った。次に同じようなことがあったら率先して動きたい」と語りました。

左から飯島人文社会科学部長、上野山さん、春藤さん、髙杉さん、福田学長

学長報告の様子

福田学長、飯島人文社会科学部長らと懇談する様子