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平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を本学教員が受賞しました

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 科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を表彰する「科学技術分野の文部科学大臣表彰」の平成28年度受賞者が決定され、本学大学院医学研究科附属脳神経血管病態研究施設 脳神経生理学講座 古賀 浩平 助教が若手科学者賞を受賞しました。
 若手科学者賞は,高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた若手研究者個人を表彰するものです。
 受賞内容は以下のとおりであり,授賞式は4月20日(水)に文部科学省で執り行われます。

○受賞内容
「新規鎮痛薬開発を目指した慢性疼痛の神経機構の研究」
・業 績
臨床では、既存の鎮痛薬では効果を示さない慢性疼痛が問題となっている。その原因の一つに、不安やうつなど心因性要因の関与が挙げられる。しかしながら、そのシナプス機構の詳細については、これまで不明であった。
 氏は、心因性要因と慢性疼痛に重要な役割を果たす脳領域である前帯状回に注目した。前帯状回のシナプス前終末における長期増強の形成とその機序を同定した。そして、この長期増強が、慢性疼痛と不安に寄与する神経機構の一端であることを明らかにした。
 本研究成果は、これまで未解明である痛みがどのように慢性化するかについての解明に大きく寄与し、またこの前帯状回におけるシナプス可塑性の制御を標的とした新規鎮痛薬の開発に貢献すると期待される。

・主要論文
「Co-existence of two forms of LTP in ACC provides a synaptic mechanism for the interactions between anxiety and chronic pain.」Neuron 85(2)、p377~389、2015年1月発表
「Impaired presynaptic long-term potentiation in the anterior cingulate cortex of Fmr1 knockout mice.」The Journal of Neuroscience 35(5)、p2033~2043、2015年2月発表

○関連リンク
平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について(文部科学省ホームページ)

古賀浩平

若手科学者賞を受賞した
大学院医学研究科附属脳神経血管病態研究施設
脳神経生理学講座 古賀浩平 助教

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