弘前大学

大学コンソーシアム学都ひろさき 「平成29年度弘前市長及び加盟大学長との懇談会」開催

2018.04.12

弘前大学を含む弘前市内の6大学で構成している大学コンソーシアム学都ひろさきでは,平成30年3月16日(金)に,「平成29年度弘前市長及び加盟大学長との懇談会」を学校法人弘前城東学園弘前医療福祉大学(青森県弘前市)で開催しました。
はじめに,本コンソーシアム企画運営委員長を務めている,森樹男弘前大学教授から,平成29年10月22日(日)で本コンソーシアムが設立10周年を迎えたことから,設立10周年にちなんだ事業について報告がありました。
続いて,葛西憲之弘前市長から,自治体と大学との連携や今の大学生に対する感想などについて講話があり,地域活動を通して,弘前市への感心,愛着を深め,地域づくりの牽引役として活躍して欲しいと学生への期待を述べる一方で,学生の地元就職率の低さに危機感を示していました。
次に,葛西市長の話を受け,各大学長から,大学で行っている地元就職に繋がる地域との取組などについて報告がありました。その中で,下田肇弘前医療福祉大学長から,「弘前市内のどこにいけば学生がいるのか,様々な大学の学生が集まりやすい環境をつくり,“学生のまち弘前”というイメージを作ることも,若者が弘前に集まるために必要な要素である。」と意見を述べられました。また,佐藤敬弘前大学長は,「これからの時代はリカレント教育が鍵を握る。弘前には,様々な分野の大学があり,各大学の専門性を活かしたリカレント教育を,コンソーシアムを通して使って行っていくことが出来れば。」と,コンソーシアムの可能性を示唆していました。
最後に,葛西市長から,「これからの弘前市の最大の課題は,若者の地元就職率の低下がもたらす担い手不足であり,“学都(学園都市)が学都でなくなる”ことである。このことに,危機感を持ち,コンソーシアム,企業,自治体との連携を取りながら,共通課題として,地域一体で取り組んでいくことが大事である。」と考えを述べられました。