弘前大学

【10月6日~11月11日】2018年度弘前大学北日本考古学研究センター企画展 『津軽に稲作がやってきた!本州北限の水稲農耕文化』のお知らせ

掲載日 2018.09.14

終了しました

1.主旨
「環境変動」という言葉も今ではすっかり定着し,歴史を紐解くと,北日本は環境激変によって,他の地域より大きな影響を受けてきました。しかし過去の人々は,新しい農作物の導入や資源の開発・物流拠点の形成という生業的・文化的適応を行うことで,その変化を乗り切ってきました。彼らの知恵を研究し,活用することは,これから突入する環境激変期に適応する大きなカギとなります。北日本には世界的に環境激変期の生態系を知るうえで貴重な考古学的フィールドおよび戦略上不可欠な農作物遺伝資源の研究蓄積・環境分析・材質分析技術があります。
平成28年度より弘前市清水森西・砂沢遺跡、鶴田町廻堰大溜池(1)遺跡の発掘調査により弥生・古墳時代の良好な資料群を得られたのを契機に、その調査成果を速報するとともに、北日本における水稲農耕文化への過程をこの地域の考古資料を用いて展示します。本企画展は、これまで非公開だった貴重な資料をふくめ、現在までに得ている成果を一般に公開するとともに、出土したイネの形態・DNA分析といった最新の成果を公表いたします。
2.開催期間 2018年10月6日(土)~11月11日(日)
10:00~16:00 ※期間中無休 ※入場無料
3.主催 弘前大学人文社会科学部北日本考古学研究センター  
 共催 弘前市教育委員会
 協力 青森県埋蔵文化財調査センター・青森県立郷土館・平川市教育委員会・大館市教育委員会・大鰐町教育委員会・田舎館村教育委員会・六ヶ所村教育委員会・大阪府立弥生文化博物館
4. 会場
 弘前大学人文社会科学部北日本考古学研究センター展示室
 〒036-8560 青森県弘前市大字文京町1番地 弘前大学文京町キャンパス 総合教育棟2階
                      
問い合わせ先 弘前大学人文社会科学部 北日本考古学研究センター-
       電話:0172-39-3190
       メール:kamijo@hirosaki-u.ac.jp
◇国公立大学2018「進学のすすめ」:朝日新聞掲載記事で
 学生が弥生時代の水田の調査についてコメントしています。
 https://www.hirosaki-u.ac.jp/35880.html


参加費 入場無料