弘前大学

弘前大学ボランティアセンターが野田村支援交流活動(追悼行事)を実施

2019.03.29

弘前大学ボランティアセンターは,平成31年3月11日(月)に岩手県九戸郡野田村で野田村支援交流活動の一環として,野田村内の展望休憩施設“ほたてんぼうだい”で開催された東日本大震災追悼行事に参加しました。
本学ボランティアセンターでは,平成23年3月11日に発生した東日本大震災によって甚大な被害を受けた岩手県九戸郡野田村へ,震災直後から人的支援を開始し,毎年継続的な支援を行ってきました。近年では,災害復興支援から交流活動に方針を移し,茶話会の開催や盆踊り祭りの実施補助など,村民の方々の暮らしとニーズに寄り添った活動を行っており,当該活動の一環として,野田村が主催する追悼行事への参加を行いました。
野田村では,震災の翌年である平成24年から継続して,震災による犠牲者に追悼の意を示すとともに,災害を風化させないことを目的に,毎年3月11日に追悼式及び追悼行事が行われてきました。今年度も野田村内の“ほたてんぼうだい”にて追悼行事が実施され,たくさんの人々が献花及び黙祷を行い,追悼の意を示しました。
ボランティアセンターからの参加者は,追悼行事参列前に野田村保健センターを訪問し,震災前の野田村ミニチュア模型を参考に津波被害の甚大さについて改めて説明を受け,被害の大きさを再認識しました。
当該行事への本センターからの参加者は本学関係者6名,一般市民21名の計27名で,参加者からは,「大きな防波堤が出来たことで海を直接見ることができなくなり,複雑な気持ち」「被害に遭われた方々の幸せを祈った」などの声が聞かれ,震災から8年目となる被災地へ思いを寄せました。
当センターでは,交流活動を中心とした継続的な支援によって,大災害を風化させることなく,次世代へ継承することが重要であると考えており,今後も野田村への支援交流活動を続けていく予定です。
◇ボランティアセンターHP:http://huvc.net/

記帳する追悼行事への参加者記帳する追悼行事への参加者
追悼のための献花追悼のための献花
震災前の野田村ミニチュア模型震災前の野田村ミニチュア模型
東日本大震災大津波記念碑東日本大震災大津波記念碑